モリスルビー08OR0207

 

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モリスルビー08OR0207

カラット 0.13ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 2.7/2.7/1.8

ルビーの特徴

小粒ながらプリンセスカットのキラキラした輝きが湧き上がってくる天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、2007年から2011年までモリスが採掘をしていた同国最北部カチン州にあるルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された、小さく四角い原石を前述の通りプリンセスカットに磨きました。フェイスアップ(ルビーを上面から見た姿)では、ほぼ真四角サイズは縦横2.7㎜/深さ1.8㎜、縦横と深さの寸法も抜群の素晴らしいプロポーション、宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、ほんの少し青味を感じさせる色調はナヤン産ルビーの特徴でもあります。そして特筆すべきは、その透明度の高さです。顕微鏡で拡大してやっと極小の結晶インクルージョン(拡大しても何の結晶かは判別が難しい大きさ)、そしてナヤン産ルビー特有の糖蜜状組織が確認できるぐらいで、通常のルーペで拡大してもインクルージョンは見えないでしょう。クリアな結晶です。そして色の濃淡は「#4」、大きさから考えるとベストな濃さでしょう。品質をクオリティスケールの35マスをGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。プリンセスカットといえばダイヤモンドでよく使われるスタイルであり、透明度の高いダイヤモンドに使われますが、ダイヤモンドの高い屈折率と四角いピラミッドの形をしたソーヤブルの原石の生地を大きく残すことができる形です。しかし他の宝石に使って美しく仕上げるには、相当結晶の質が高くないと難しいのですが、このルビーの結晶は前述の通り非常にクリアでプリンセスカットの形がぴったりとフィットしました。とても存在感があり、一粒でジュエリーのメインストーンとして使うには、難しいサイズかも知れませんが、キラキラと輝くプリンセスカットの天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、珍しいので、ブライダルリングなど特別な指輪のワンポイントなど、そのジュエリーを象徴するようなポジションで使ってあげたいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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