モリスルビー11MY0210

 

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モリスルビー11MY0120

カラット 0.26ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 3.7/3.6/2.5

ルビーの特徴

少し歪んだ丸い形と高い透明度と彩度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ピンキッシュルビー(ピンクサファイア)は、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山で発掘された丸い原石をラウンド型ミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.7㎜/横3.6㎜/深さ2.5㎜、重さは0.26ctと小粒ですが、ピンク色にキラキラと輝き、存在感のある一粒です。宝石品質判定のクオリティスケールをGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けると、JQジュエリークオリティ(宝飾品質)です。とてもきれいなピンキッシュルビー(ピンクサファイア)です。原産地は、400年前からピジョンブラッドルビーを産出する鉱山として歴史的にも有名なモゴック鉱山です。このルビーが産出した10年前は、ちょうどモゴックエリアの中心地にある池の横にモリスの駐在事務所があった頃です。「モリスオフィス」では、スタッフが、現地の鉱山主や原石のブローカーが事務所に集まってコーヒーで一服する集合場所になっていました。最近では、政変やコロナ感染拡大問題があったりと、残念ながらミャンマー国内の状況は安定しません。今から24年前、モリスは天然無処理で美しいミャンマー産ルビー、宝探しをするためにミャンマーに渡りました。現地法人として、現地のスタッフと共にいまも毎日挑戦していますので、混乱したミャンマーの状況は、本当に悲しく、やるせない気持ちになりますが、ルビーの原産地ミャンマーから今後も離れることはありません。現在、モリス京都三条本店にあるジュエリー工房には、現在4名のミャンマー人スタッフが移籍してきましたし、東京銀座店にはミヨテもいます。スタッフが徐々に日本に来日している理由は、そのルビーのつながりを失いたくないからです。本当に価値のあるルビーは、お金ではなく信用でしか手に入れることはできません。(泥棒は別ですが…)良い時も悪い時も、「アジアから世界に響き渡るブランドをつくるぞ!」という一つの目標に向かって全力疾走しています。ピンキッシュなこのルビーもその気持ちがこめられています。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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