モリスルビー22SR0076

 

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モリスルビー22SR0076

カラット 0.24ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 3.5/3.4/2.5

ルビーの特徴

フェイスアップ(上面から見た姿)でみるとクッションでもラウンドでもない…個性的な形、そしてパビリオン側(写真では裏側の下の部分)よりも大きく感じるクラウン(ルビー上部)、頭でっかち…お世辞にもいい形のルビーとはいえない天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の中山間地域にあり有名なルビーを産出することで歴史的にも有名な鉱山モゴック(Mogok)で発掘された原石、結晶の生地をなるべく大きく残そうとファセット(切子)面をつけて磨きました。変わった形…と表現していますが、原産地ミャンマーでは普通の姿です。スピネルやガーネット、またはルベライト(赤いトルマリン)など希少性の面で天然無処理ルビーほど高くないものは、いい形にカット研磨されたものが大半です。しかし処理をしていないルビーの場合は、原石そのものが大きなものが産出せず、そのほとんどが0.5ctぐらいの小粒であること、そして原石自体が貴重なので小さい結晶でも生地をなるべく大きく残そうとするため、このルビーのような姿が普通です。そして世代を越えて受け継がれる時に、磨きなおされて徐々にいい形になっていくのがルビーです。さて、サイズは縦3.5㎜/横3.4㎜/深さ2.5㎜、重さは0.24ctで、前述の通りプロポーションはガードル(輪郭部分)から上の結晶の生地が大きく、ドーム型に盛り上がったような形ですが、このようなプロポーションのルビーは、ピアスなどのイヤリングに装着すると、立体的な形によってルビーの色がきれいに見える角度が広がり、面白いジュエリーになると思います。ミャンマーで見かけるピアスについているルビーの形が左右で形が全然違うのは、そのためです。そして、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A⁻」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#4.5」になり、クオリティスケール上でGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高級品)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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