モリスルビー11MKSR009

 

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モリスルビー11MKSR009

カラット 1.06ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 6.1/5.1/3.9

ルビーの特徴

少し生地不足が目立ち、少し小豆型に首を傾げたような表情に個性を感じるかわいらしく、素晴らしい赤の強い色調と高い透明度と彩度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国最北部カチン州にあり、中北部のモゴック鉱山と並んでピジョンブラッドルビーを産出することで知られるナヤン(Nam-Ya)鉱山で産出された高品質の原石をヤンゴンでオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦6.1㎜/横5.1㎜/深さ3.9㎜と縦横のサイズに対して深さが十二分にあり、結晶の奥からキラキラとした真っ赤な輝きが湧き上がってきます。重さは1.06ctあります。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」、大きさを考えた場合ちょうど良い濃さです。品質を3つのゾーンに分けた場合、GQジャムクオリティ(最高品質)です。顕微鏡でルビーの内側を拡大して見ていくと、このルビーの独特なインクルージョンが見えてきます。結晶インクルージョンについては、ミャンマー産ルビーによくみられるカルシウムの結晶(アパタイト)と思われる結晶の形がハッキリと出ない、どちらかというと気泡、またはアメーバのような形で内包されていますが、これはナヤン産でもモゴック産でも観られる特徴ですが、その周りに確認できる糖蜜状組織(水とハチミツを混ぜた時に見えるような模様で、クロム含有のムラが原因と思われる)が、ナヤン産で産出されたものというよりは、モゴックで産出されたルビーによく見られる少し複雑に湾曲した模様が確認できます。大自然の造形美そのものである天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、一つ一つが個性であり、同じものは存在しないのですが、このルビーのようにナヤン鉱山で産出したのに、モゴック産の特徴を持つインクルージョンが内包されることも稀にあります。トレーサビリティによってナヤン産ルビーだと分からなければ、私は確実にモゴック産ルビーだと判断したと思います。珍しい特徴を持ったルビーです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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