モリスルビー07JL0346

 

Contents

モリスルビー07JL0346

カラット 2.07ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 7.0/6.1/4.3

ルビーの特徴

透明度が抜群の高さ、ほんの少し紫味を帯びた色調と形の良さ、透明度が高い天然無処理で美しいミャンマー産スタールビーです。透明度が高くなるとスターは出にくくなるのが普通なので、ギリギリのバランスです。産出は、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック(Mogok)鉱山で、ヤンゴンでカボションカットの形に磨きました。スタールビーは、アステリズムと呼ばれ、ルチルの針状結晶がある一定の密度で内包された原石を結晶の軸に垂直にドーム型の頂点が来るように磨くと六本の星形に白く反射する効果です。このルチルの針状結晶が多く入りすぎると透明度が下がってしまいますし、逆に少なすぎるとスターが見えなくなってしまいます。透明度が高いことはルビーとしては素晴らしいことですが、スタールビーにはなりませんので、このルビーはまさに、ギリギリのバランスが保たれているということです。サイズは、縦7.0㎜/横6.1㎜/高さ4.3㎜、重さは2.07ct、このスタールビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「S」輝きがあり特に美しいもの、前述の通り、非常に高い透明度を持つスタールビーです。色の濃淡は「#2」、スタールビーの場合はクオリティスケール上の3ゾーンが違ってきます。美しさSとA、色の濃淡は#6~#3がGQジェムクオリティ(最高品質)で、美しさが同じで#2、そして美しさBの#6~#2が、JQジュエリークオリティ(高品質)、それ以外がAQアクセサリークオリティ(宝飾品質)です。このルビーは、JQジュエリークオリティになります。美しさ「S」なので特別なのですが、価値判断する時には、ジュエリークオリティとして見ることになります。このようにスタールビーとファセット(切子)カットされたルビーは、品質判定をする時のクオリティスケールは違うことに注意していただきたいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

Contents
閉じる