モリスルビー22MRM006

 

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モリスルビー22MRM006

カラット 0.81ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 6.1/5.5/2.1

ルビーの特徴

ニコッと笑ったような顔に見えて、縁起のよい雰囲気があり、ひょうきんで個性的、ルビーとしては、紫を少し感じさせながら結晶の奥から蛍光性のある輝きがにじみ出してくる高い品質の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの原石です。大自然の造形美そのものの魅力で溢れている原石、前述の通りひょうきんな笑顔に見える表面の模様も、磨くと消えてしまいます。あまりにもかわいい表情なので、研磨せずにそのままご紹介することにしました。私たちプロは、原石のことをラフ(Rough)と呼びますが、元々の結晶の形は、同じものが世界に2つとありません。もちろん似ているものはあり12種類ぐらいに分類することはできますが、それでも同じものは見たことがありません。個性そのものです。そしてこのルビーは、約2000万年前に地下40㎞でマグマと接触した高い温度と想像を絶する圧力で接触変成した母岩に育まれたルビーの結晶です。結晶の肌には、その時を物語る不思議な模様が残っています。サイズは、縦6.1㎜/横5.5㎜/深さ2.1㎜、重さは0.81ctです。原石ですから、宝石品質判定のクオリティスケールでそのまま判定することはできませんが、モリスは、研磨も自社で行っているため、その原石を研磨すると、どのクオリティになるかを予想することができます。その経験をもとに見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいものになるでしょう。色の濃淡は「#4」、品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)になります。国立科学博物館で昨年開催された特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」で展示されていた原石のクオリティスケールは、モリスが提供したモノです。会場では、物珍しそうにご覧になられる方が多かったので、その様子を嬉しく拝見しましたが、鉱山で採掘していた私たちにとっては、その鉱区の採掘を続けるべきか、撤退するべきか?に関わる非常に重要なモノサシでした。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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