ダイヤモンド MD0030
- Carat(重量) 0.02ct
- Size(寸法) 1.9mm
- Quality (品質) GEM( G – VS )
- Fluorecence(蛍光性) None
ダイヤモンドの特徴
「今日のダイヤモンド」のサイズは、直径1.9㎜の小粒のダイヤモンドです。この小粒のダイヤモンドを「メレーダイヤモンド」と呼びます。重量では0.2ct以下を差し、メレーダイヤモンドをいう名称は、「今日のダイヤモンド」の形状・ラウンドブリリアントカットの他、ファンシーシェイプカットダイヤモンドも含まれます。ダイヤモンドは、サイズによってそれぞれの役割があります。大粒のダイヤモンドは、ソリテールリング(リングの中央に一石だけセットしたリング)で存在感を発揮し、小粒のダイヤモンドは、集合させたり、一列に連鎖させたりして、美しさを引き出したジュエリーに仕立てます。ダイヤモンドの輝きは、真上から見た時に最も強く感じます。ダイヤモンドの原石をブリリアントカットに研磨する目的は、姿を整え、光をつかまえて、輝きと分散光を得る為です。人はダイヤモンドを身に着けて、そして動かして、光のモザイク模様のパフォーマンスを楽しみます。「今日のダイヤモンド」も、ピンセットで挟み、真上からダイヤモンドを観ながら少し動かすことで、とても美しい光のモザイク模様を楽しむことができます。「今日のダイヤモンド」は、一列に連鎖させたエタニティリングに使用します。そのため、色を揃える必要があります。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」もインクルージョン(内包物)をみつけることはできませんでした。そこで80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見る)で見ると、テーブルファセット(一番上にある8角形の平らな面)に、面白い形をした「CLOUD(クラウド)」を二つ発見しました。「CLOUD」とは、無数の針で突いたくらいの極小インクルージョン(内包物)「PINPOINT(ピンポイント)」が密集して雲か綿状に見えるものをいいます。またその隣のスターファセット(テーブルファセットに接した8つの三角形のファセット)の近くにも、幾つかの「PINPOINT」を発見しました。ダイヤモンドが結晶する際に取り込まれたこれらの内包物は、地球深部からの大切なお便りのようなもの、天然である証です。