ダイヤモンドMD0069

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ダイヤモンド MD0069

  • Carat(重量) 0.009ct
  • Size(寸法) 1.35mm
  • Quality (品質) GEM( G – VS )
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

今朝、道草の定番・猫じゃらしが風にゆらゆら揺れているのを目にしました。幼い頃、この猫じゃらしを手で柔らかく包み、握り方を少し強めたり弱めたりしながら、上にまた下にへと動いていくのが楽しく、昔は道草の雑草でさえこうして楽しく遊んでいたのだと、思いだしては、独り道の真ん中で微笑んでしまいました。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきましょう。「今日のダイヤモンド」は、直径1.35mmの極めて小さなメレー・ダイヤモンドです。ピンセットで挟むとき、少し気を緩めると、跳ねてどこかへ飛んでいってしまいそうなくらい、とても小さなメレー・ダイヤモンドです。重量は、0.009ct。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス以上(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度)、カットグレードはEXエクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。それでは、この小さなメレー・ダイヤモンドを顕微鏡で80倍に拡大して見ていきましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)見た時に、テーブル(一番上にある8角形の平らな面)にたった一つだけ、ほんのり色づいたクリスタルインクルージョン(結晶内包物)が発見されました。勿論この極小さな結晶は、肉眼では全く見えないインクルージョンのため、輝きに影響するものではありません。むしろ天然の証のようなものです。ダイヤモンドのその殆どは、私たち人類の誕生より遥か昔、10億年~30億年前に結晶したものです。地上から深さ150㎞を超えるマントルで、炭素のみが集まって作られます。地下深くで形成されるその時に、とりこまれた希少な結晶です。顕微鏡ごしに眺めていると、この極小さなクリスタルインクルージョンもとても愛おしく感じます。「今日のダイヤモンド」はモリスブライダルの結婚指輪の表面にセッティングされる予定です。

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