ダイヤモンド MD0081
- Carat(重量) 0.007ct
- Size(寸法) 1.25mm
- Quality (品質) GEM( G – VS )
- Fluorecence(蛍光性) NONE
ダイヤモンドの特徴
今朝、京都御苑を歩いていると、芝生に赤い彼岸花が一輪だけひっそりと咲いていました。夏の終わりに咲く彼岸花。赤い彼岸花の花言葉は、「情熱」「再会」「想うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」です。これらの花言葉は故人を偲ぶ思いが由来とされているそうです。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を見て行きます。今日ご紹介するダイヤモンドは、直径サイズが1.25mmと、極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色透明のDカラーから4番目にあたるほぼ無色と判断されるGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度のため、肉眼では全く中の様子を確認することはできません。)最後にカットグレードはEXエクセレント(最上)。GQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。では顕微鏡で80倍に拡大して直径1.25㎜の内側の世界を覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)でみるとガードル(最も外周にあたる部分)付近にニードルと言われる細長い棒状の内包結晶が一つだけ発見されました。ダイヤモンドの内側に存在する内包結晶は、大きくない限り美しさ影響を及ぼすことはなく、また耐久性を損なうこともありません。このサイズのメレー・ダイヤモンドは、モリスブライダルの結婚指輪(マリッジリング)の表面に彫留という留め方で一石ずつ丁寧に留めていきます。結婚指輪のカーブに合わせて一列に並べるため、同じグレードのメレー・ダイヤモンドを使用します。モリスブライダルで使用するメレー・ダイヤモンドは、カラーグレードはGカラー以上、クラリティグレードは、VSクラス以上、カットはエクセレントの全てGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドを使用しています。また蛍光性の有無のチェックをし、蛍光反応が無いメレー・ダイヤモンドを選別しています。僅かに蛍光するダイヤモンドの中には、魅力的な輝き方をするダイヤモンドは幾つもあります。ただ、メレー・ダイヤモンドを、数石まとめて使用するジュエリーには、微妙に輝き方に違いがでてきてしまうため、蛍光反応の有無は厳しくチェックをしています。