ダイヤモンド MD0083
- Carat(重量) 0.01ct
- Size(寸法) 1.4mm
- Quality (品質) GEM( G – VS )
- Fluorecence(蛍光性) NONE
ダイヤモンドの特徴
今日は、強い雨音で目が覚めました。久しぶりに雨が強く降り、夜がまだ明ける前には遠くの方で雷の音も聞こえていました。本格的に降ってくれたお陰で、今日は花壇の草花たちが喜んでいるようにも見えました。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきましょう。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径サイズがなんと1.4mmと極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。重量は、0.01ct。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。そしてクラリティグレード(透明度)はVSクラス。(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度のため、肉眼では全く中の様子を確認することはできません。)最後にカットグレードはEXエクセレント(最上)。GQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。同じサイズのメレー・ダイヤモンドでも、素材(原石)が悪ければ輝かないダイヤモンドになってしまいます。特にこのサイズのダイヤモンドの結晶の中に、「カーボン」といわれる黒い内包結晶が入っていると無色透明ではなく、黒い砂の塊に見えてしまいます。また肉眼で見えるほどのインクルージョン(内包物)が多く入っていると、透明感を失い輝かないダイヤモンドになってしまいます。しかし「今日のダイヤモンド」の輝きはとても美しく、小さいながらもその輝きに気品を感じます。それでは顕微鏡で80倍に拡大して、この極めて小さなダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)みると、テーブル面(一番上にある8角形の平らな面)の端に、Pin Point/ピンポイントと言われる、針の先で突いたような極めて小さなクリスタル・インクルージョン(結晶内包物)が幾つか発見されました。直径わずか1.4㎜のダイヤモンドの中に、小さな小宇宙を観たように感じます。この結晶は、周囲で生成された別の鉱物をダイヤモンドが内部に取り込んだものです。人類が生まれるよりも遥か遠い昔に、地球の深部、地表から約150㎞以深で繰り広げなられたロマンあふれる結晶です。この尊い一石は、モリスブライダルの結婚指輪(マジッジリング)の表面に、愛を表すルビーと共にセッティングされます。古のころから、ダイヤモンドは永遠を表す宝石です。ルビーとダイヤモンドで「永遠の愛」を表現する結婚指輪となります。皆さまも、肉眼でみる、眩いばかりのダイヤモンドの輝きに魅了されるだけでなく、ダイヤモンドの内側の世界を覗きに、是非モリスにお立ちよりください。モーツアルトの1/f(えふぶんのいち)ゆらぎの音楽を聴きながら、ダイヤモンドの来歴を観る、そんな贅沢な時間をご一緒に過ごされませんか?