ダイヤモンドMD0118

Contents

ダイヤモンド MD0118

  • Carat(重量) 0.043ct
  • Size(寸法) 2.2mm
  • Quality (品質) GEM( G – SI)
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

落ち葉の美しい絨毯に迎えられながら、今日も紅葉の美しい京都御苑を通り抜けて出勤してきました。京都は、観光シーズンを迎え、どこへいっても混雑していますが、約100ヘクタールに及ぶ広大な敷地の京都御苑は、都会の公園でありながら植栽された樹木のほかにも季節ごとに様々な草木が自生し、多様な環境の中で色々な生き物が暮らしています。1000年以上にわたって日本の歴史の中心となった歴史情緒あふれる名観光スポットです。ゆっくりと京都の空気を楽しまれたい方にはお勧めの場所です。さて今日も一石のダイヤモンドについて特徴(個性)を見て行きます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径2.2㎜、重量は0.043ctの小粒のメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色のDカラーから数えて4つ目のGカラー。「ほぼ無色」と括られるグレードです。次にクラリティグレードは、SIクラス(Slightly Included・スライトリー・インクルーデッド/10倍に拡大して特徴(個性)等が明確に発見できる。)のため、肉眼では、インクルージョン(内包物)を確認することは難しいレベルです。そこで顕微鏡で80倍に拡大して、「今日のダイヤモンド」の内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から観たところ)でみるとテーブルと呼ばれる、中心の最も大きなファセット(宝石につけられた面)に、お星様の形のような白いクリスタルインクルジョンを一つ確認しました。またそのお星様の周りには、まるで星雲のようにCLOUDが確認されました。CLOUDとは、針の先で突いたような極め小さな白いインクルージョンが密集して、まるで雲のように見えることからそう呼ばれています。その他にも、フラクチャーが確認されました。それらは全て肉眼では見えない極めて小さな特徴(個性)のため、輝きに影響を及ぼすものではなく、また耐久性を損なうものではありません。むしろこれらのインクルージョンは天然の証であり、このメレー・ダイヤモンドがもつ唯一無二の個性でもあります。ダイヤモンドの内側に見えるそれは大自然が創りだした美しい小宇宙です。

Contents
閉じる