ダイヤモンドMD0140

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ダイヤモンド MD0140

  • Carat(重量) 0.03ct
  • Size(寸法) 2.0mm
  • Quality (品質) Gem(G – VS)
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

昨日夕方、少し雨が降った京都ですが、夜には雨も上がり、夜空に美しいお月様をみることができました。11月の満月は昨日ご紹介したように「ビーバームーン」と呼ばれ、多くの方が、美しい月灯りを楽しまれたことと思います。「月が綺麗ですね」夏目漱石が「I love you」をこのように訳したという話は、本当か偽りなのかはさておき、余白が残るこの表現は、感性に響く素晴らしい言の葉だと私は思います。さて、それでは今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきましょう。本日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、重量は0.03ct(カラット)。寸法は、直径2.0㎜の小粒のメレー・ダイヤモンドです。ルースケースから取り出し、ピンセットで挟み、ほんの少しだけ揺らしてみると、まるでメレー・ダイヤモンドの深奥から「キラキラキラ」と音が奏でられるように、細かいファセット面(カットされた面)から、美しい煌めきが放たれました。流石!「輝きが命」と言われるダイヤモンドです。同じ無色透明の水晶などとは違う、ワンランク上の輝きを放っています。カラーグレードは、無色透明のDカラーから、D.E.F.G… と上から順番に数えて4番目のGカラー。「ほぼ無色」という評価となります。「今日のダイヤモンド」を一石だけ眺めていると無色透明に見えますが、隣にDカラーのメレー・ダイヤモンドを並べてみると、微かな色の違いを確認することができます。そしてクラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)その為、「今日のダイヤモンド」は肉眼では、インクルージョン(内包物)を確認することはできませんでした。最後にカットグレードはEX/エクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。それでは、今日も顕微鏡で80倍に拡大して、直径2.0㎜の内側の世界を覗いてみることにしましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(宝石を上から見たところ)で観ると、一番上のテーブルと呼ばれる8角形をした平らな面の端っこから、ガードルと呼ばれるメレー・ダイヤモンドの一番外周に当たる部分にかけてCLOUD/クラウドが確認されました。CLOUDとは、PIN POIMTと呼ばれる針の先で突いたような極めて小さな白いインクルージョン(内包物)が無数に集まり、まるで雲のように見えることから、そのように呼ばれています。本来、これだけの広い範囲で密集していると、輝きに大きく影響を及ぼしてしまうのですが、これはあくまでも80倍に拡大してようやく確認できる程度のCLOUDのため、10倍のルーペで観ても確認は難しく、ましてや肉眼では、全く確認できないインクルージョン(内包物)です。そのため「今日のダイヤモンド」の輝きに影響を及ぼすものではありません。むしろこのインクルージョンは、このメレー・ダイヤモンドが歩んできた来歴であり、天然の証のようなものです。

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