母から受け継いだダイヤモンドの指輪にルビーを添えて

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母のダイヤモンドは宝物

11月の或る日、モリスHPをご覧になられたおふたりが、ご婚約指輪のご相談にお越しくださいました。「母から受け継いだダイヤモンドの指輪に、彼女の誕生石ルビーを添えた婚約指輪を創りたいのですが。」なんて素敵なご相談なのでしょう。宝石は時と場所を越えて価値保存できる宝物です。そこで、お母様のダイヤモンドを拝見させていただきました。

新郎様の、お父様からお母様へ贈られたご婚約指輪。そのダイヤモンドは、内包物(インクルージョン)が少ないため透明度が高く、また優れたカットにより、とても美しくキラキラと煌めくダイヤモンドでした。

永遠を表すダイヤモンドに愛を表すルビーを添えて

新婦様は、ダイヤモンドの横に添えるルビーを、一石、一石真剣に選ばれました。そのお姿を、お隣で優しく見守られる新郎様。新婦様のお指に合わせ、両サイド、5石ずつ留めることになりました。濃いルビーのお色がお好みの新婦様。新郎様が選ばれたルビーは、大変希少性の高いジェムクオリティのルビーでした。

モリス京都工房で鍛造製法にてお仕立て

新婦様のご希望により、指輪の幅にもこだわりを。ジュエリー職人のティントゥンの手仕事により、指輪が完成。そして石留職人のアーカーが、一石一石、丁寧にルビーを留めていきます。

お仕立てあがったご婚約指輪のお迎えは、新郎様お一人。実は、この指輪をお創りしている間に、新郎様からご相談のメールが届きました。それは今年のクリスマスプレゼントのご相談でした。メールが届くたびに、新郎様の愛を感じ、読んでいる私まで幸せな気持ちになりました。12月24日クリスマスイブに、このご婚約指輪でプロポーズをされ、翌25日にサプライズプレゼントを計画されました。

指輪の内側に刻まれた言の葉は、「石言葉に誓う」

12月25日、ランチのあと、お二人でモリスにお越しくださいました。新婦様から昨夜のプロポーズのお話を伺いました。ご婚約指輪の内側に刻まれた言の葉。「石言葉に誓う」。ダイヤモンドは永遠を表し、ルビーは愛を表す宝石です。つまり、「石言葉に誓う」とは、「永遠の愛を誓う」という、とても素敵なメッセージです。

サプライズ・プレゼント大成功!

さぁ!いよいよ、今年のクリスマスのクライマックスがやってきました。「新郎様からお預かりしておりました」とフラワーBOXを新婦様へ。蓋を開けると、そこには真っ赤に輝くルビーが。お二人の幸せな結婚生活のスタートに相応しい数字!1.11ctのミャンマー産 天然無処理で美しいルビーです。新婦様は、声が出ないほど、大変驚かれ、そしてとても喜ばれました。そのお顔を誇らしげにご覧になられている新郎様。お二人から一言、メッセージをいただきました。

新郎様「笑顔になる指輪を手に、ルースで日常の癒しに」 新婦様「想いが籠った指輪と、永遠の一石をありがとう」この度は、ご婚約、誠におめでとうございます。お二人にとって生涯忘れることのない最高のクリスマスの思い出となりましたね。

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