モリスルビー22DR0041

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モリスルビー22DR0041

カラット 0.08ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.6/2.6/1.8

ルビーの特徴

硬い感じがする紫味の色調と透明で美しい結晶インクルージョンが確認できるものの高い透明度とラウンド型の美しいプロポーションが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部にあるルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された原石をヤンゴンで磨きました。漂砂鉱床のナヤン鉱山では、太古よりの自然の浸食作用により長い時間土砂に揉まれ、土砂と一緒に産出されます。出現した時には結晶の強い部分だけが残って米粒のようなサイズの原石が多いのが特徴です。ミャンマー産ルビーが成長する時の母岩(接触変成岩起源のルビーの母岩はカルシウムが主成分の大理石です)で、母岩についたまま産出するモゴック鉱山では、母岩からルビーの原石を取り出す際に、結晶の弱い部分が欠けたり、衝撃を与えた時にヒビが入ったりします。またアパタイトやカルサイトなどの硬度の低い結晶インクルージョンが原因で破損することがありますが、ナヤン産ルビーの場合は、2000万年という気の遠くなる時間の中でその作業を大自然がやってくれています。その分、結晶の弱い部分は削り取られたりしているので、小さい原石が多いのですが、数ミリの原石でも高品質のものが多いのが特徴です。漂砂鉱床で産出される原石の品質が、一次鉱床のモノより高いというのは、ダイヤモンドでも同じだそうです。さて、丁寧にラウンド型ブリリアントカットに磨かれたルビーのサイズは、縦横2.6㎜/深さ1.8㎜、縦横の寸法に対する深さの割合もちょうど良くいいプロポーションです。結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってきます。そしてこのルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#3.5」、品質を3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)になります。そして、このルビーの特徴のもう一つは、下のインクルージョンの写真でご覧いただきたいのですが、結晶インクルージョンの中に、また別の結晶インクルージョンが観えると思います。ご興味のある方は、是非ともモリスにお越しの際に顕微鏡を覗いてみて下さい。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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