モリスルビー22DR0047

Contents

モリスルビー22DR0047

カラット 0.07ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.6/2.6/1.4

ルビーの特徴

フェイスアップ(ルビーを上から見た姿)で結晶の生地不足があり、少し青味が強い色調とほんの少しテーブル下に色ムラがあります。彩度は標準的ですが、とても高い透明度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ピンキッシュルビーは、同国の一番北にあるカチン州にありピジョンブラッドルビーを産出することでも知られるナヤン鉱山(Nam-Ya)で発掘されました。原石をヤンゴンで、ミヨテが研磨スタイルと石どりを指示し、20年間モリスルビーを磨いてくれている研磨職人ゾーミンチョーが手作業で、ラウンド型のブリリアントカットに磨きました。このルビーの結晶が持っている潜在力を十二分に引き出してくれていると思いますが、キューレット(宝石下部の尖った部分)がテーブルの真下にないこと、そしてその端によったキューレットの近くに生地不足があることなどを見ても「難しい原石の形」だったはずです。難しい結晶と格闘しながら生地を精一杯残そうと努力してくれた跡が見て取れます。直径2㎜の原石をどのように輝かせてあげられるのか?ゾーミンチョーのミヨテに対する信頼が無ければできない仕事で、サイズに関わらず妥協しない仕事を誇りに思います。サイズは、縦2.6㎜/横2.6㎜/深さ1.4㎜、重さ0.07ctと前述の通り小粒ですが、キラキラと輝くピンキッシュな結晶は、淡い色目がお好きな方におすすめです。写真で拡大しているので、結晶の生地不足があり歪んだ部分や、色ムラがあること…が強調されていますが、手の上に乗せて好きになっていただけるかどうかが一番重要です。多少の不完全さを超える魅力を感じて頂けたとしたら、それが好きなルビーです。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「B」美しいもの、色の濃淡「#2.5」3ゾーンはAQアクセサリークオリティ(宝飾品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

Contents
閉じる