【ルビー1カラットのサイズ】気になる値段と金額や価格について解説

紅く輝くルビーは愛と情熱を象徴し、記念日の贈り物や結婚指輪としても人気です。

せっかくルビーを購入するなら、適切な値段で購入したいものですが、宝石ルビーは、品質によって適正な値段が大きく違ってきます。

この記事では、適正な値段についてお伝えします。

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ルビー指輪の値段(金額)や価格はどうやって決まる?

ブランドのジュエリーであれば、そのブランド価値も値段に関係しているでしょう。

よくルビーの値段は「色と透明度で決まる」という意見もありますが、どれだけ色と透明度が高くても、それはルビーの品質のごく一部の情報でしかありません。

品質だけでも、宝石種/原産地/処理の有無/美しさ/色の濃淡/欠点/サイズすべてをチェックしなければ、判断できません。

色と透明度で決まるのは「美しさ」のごく一部で、美しさには、色調、彩度、透明度、プロポーションを観る必要があります。

宝石品質判定については、「宝石品質判定のリンク」次をご覧ください。

そしてルビーの値段は、そのルビーの品質とお店の方針で決まりますので、一概に適正な値段がどういうものなのか?というのは、お店に聞いてみることになります。

ルビーの1カラットの大きさは?

ルビールース

ルビーの1ctのカラットサイズは 6.2×4.8です。

ルビーには形状の個体差があるため、正面からみた大きさ(カラットサイズ)個体によって石の厚みが大きく異なることもあります。

下記に詳しく解説していきます。

カラットサイズとは?

カラットサイズは、宝石のフェイスアップの大きさです。パビリオンをもつカットの標準的なプロポーションのカラット(重さ)を指標とします。

直径や横幅に対する深さの比率が高いものはフェイスアップが小さくなります。

ルビー(比重:4.00)カラットサイズ(ナツメ出版 起源がわかる宝石大全より引用)

16×12 14ct

14×11 10ct

12.5×9.5 7ct

11×8  5ct

9.5×7.5 3ct

8.5×6.5 2ct

7.5×5.5 1.5ct

6.2×4.8 1.0ct

5.0×4.0 0.5ct

4.0×3.0 0.2ct

宝石とサイズ

宝石にとってサイズは重要です。

長年にわたって宝石のサイズ表示は重量(カラット1ct=0.2g)で行われてきました。

宝石はその特性ゆえに正確に寸法を測るのが難しかったため、同一性の確認に「カラット」が使われてきたと考えられています。

カッラト数が同じでも個体差があるから注意が必要

カラットはサイズと同一ではないが、一般的にカラットをサイズと見なしている面もあります。

そこで注意しなければいけないのが形状の個体差です。固体によっては石の厚みが大きく異なるので、仮に正面から見た大きさ(カラットサイズ)が同じカラーストーンがいくつかあったとして、厚い石は8ct、薄い石は4ctというケースもありえます。

宝石種によって小粒しか産出しないもの、大粒が採れるものなどさまざまですが、美しさのポイントとは、宝石種によって異なるため、ルビーやサファイアなどのカラーストーン(色石)とカラーレス・ダイヤモンドとでは異なります。

カラーストーンは色と透明度の高さがポイントとなるが、ダイヤモンドは強い輝きや分散光が重要です。

宝石のサイズは品質判定でも重要項目

大前提として、すべての宝石は、個性であり同じものが世界に2つと存在しません。

宝石のサイズは、宝石の品質を判定する際にも大切になります。

それぞれの価値がありますので、「宝石品質判定」という目安を設けることで目の前にある宝石ルビー「おおよその値段」が分かります。

さて、それではルビーの品質判定で観る7項目について説明します。

  1. 宝石種
  2. 処理の有無
  3. 原産地
  4. 美しさ
  5. 色の濃淡
  6. 欠点
  7. サイズ
ルビークオリティスケール

諏訪恭一氏が考案した「宝石品質判定」

宝石品質判定とは、価値判断する時につかう「モノサシ」です。

宝石は、品質が高いから値段が高いのではなく、宝石としての価値が高い時に、購入する時の値段も高くなります。

例えば、同じ大きさ1ctのルビーが2つあったとして、最高品質(GQ)のものと、宝飾品質(AQ)のものでは、両方が天然無処理のミャンマー産ルビーでも、10倍ほどの値段の差になります。

また、最高品質(GQ)のスリランカ産ブルーサファイアとそこそこの宝飾品質(AQ)のミャンマー産ルビーが同じぐらいの値段です。

その値段の差が分かるのは、基準(モノサシ)があるからです。

「宝石ルビーの品質を見分ける方法」では、東京上野の国立科学博物館で開催された特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」を監修された諏訪恭一氏が考案した「宝石品質判定」の基準に基づいて解説します。

ルビーのサイズと値段の関係

ルビールース

宝石品質判定の一項目サイズは、ルビーの場合は、少しサイズが大きくなると値段が極端に高くなります。

ダイヤモンドを見慣れている人は、カラット(ct)で大きさを考えると思いますが、ctは重さです。

ダイヤモンドで一番ポピュラーな「ラウンドブリリアントカット」は、各寸法が大体決まっているため重さ(ct)で大体の大きさが分かるからです。

カラット(ct)とは、地中海近辺原産のイナゴ豆(Carob been)がその呼び名の由来です。

一個0.2gで重さ、粒がそろっていたため、それを天秤の重りにして、宝石の重さを量ったことから~カラットと重さを表す単位になりました。

1ctは0.2gに相当します。

さて、サイズについては、ルビーの場合は、縦/横/深さの3サイズと重さ(ct)の両方を確認します。

平均的な1ctのサイズは、縦6㎜~5.5㎜/横5㎜~4.5㎜/深さ3.5㎜~4㎜です。もちろんルビーには、個性がありこの範囲外の3サイズがあります。

そして天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、大きなものが非常に希少であるため、サイズが少し大きくなると値段も大きく跳ね上がります。

サイズと値段の関係については、1ct大きくなれば、カラットあたり2乗で値段が上がっていきます。

1ct200万円の品質のものは、2ctになると800万円、3ctになると2400万円になります。

1ct300万円の品質のものであれば、2ctで2700万円、3ctで8100万円です。

加熱処理をしたルビーについては、1ct80万円のものは3ctでも500万~800万円の間で販売されています。

小粒なルビー0.1ct(カラット)の値段(2023年現在)

カラット(ct)は宝石の重さを表す単位で、1カラットは0.2gです。

前述の通り、地中海で採れるイナゴマメ(Carob)一粒の重さが語源です。

よって、0.1カラットは、約0.02g、0.3カラットが0.06gになりますが、ダイヤモンドでよく使われる、ラウンド型ブリリアントカットに磨いたとすれば、0.1ctだと縦横2.7㎜/深さ1.8㎜ぐらいのサイズ、0.2ctであれば縦横3.5㎜/深さ2.0㎜ぐらいのサイズになるでしょう。

直径2.7㎜/0.1ct

天然無処理で美しいミャンマー産ルビー

GQ ジェムクオリティ(最高品質)一粒5万円

JQ ジュエリークオリティ(高品質)一粒2万円

AQ アクセサリークオリティ(宝飾品質)一粒5000円

加熱処理されたマダガスカル産ルビー

GQ ジェムクオリティ(最高品質)一粒3000円

JQ ジュエリークオリティ(高品質)一粒1000円

AQ アクセサリークオリティ(宝飾品質)一粒300円

天然無処理で美しいミャンマー産の場合は、同じサイズのメレダイヤの約10倍の値段ですが、加熱処理されたモノであれば、少し安いはずです。

大きなルビー1ct(カラット)以上の値段(2023年現在)

ここでは、モリスルビーの値段については下記の通りです。

加熱処理をしたミャンマー産ルビーは、モリスでは取り扱いませんが、参考にしていただきたいと思います。

天然無処理で美しいミャンマー産ルビー (モゴック産またはナヤン産)1ctのサイズ

GQジェムクオリティ250万円~750万円

JQジュエリークオリティ100万円~250万円

AQアクセサリークオリティ30万円~100万円

この20年間で年に4%~6%上昇しています。

加熱処理をしたミャンマー産ルビー 1ctサイズ(参考)

GQジェムクオリティ20万円~80万円

JQジュエリークオリティ8万円~20万円

AQアクセサリークオリティ3万円~8万円

この20年間で年に1%~2%下落しています。

2ct(カラット)以上、特別大きなルビーの値段

2ct以上の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、特別大きなサイズのルビーとされて、流通することはあまりないこと、そして値段も個体差が大きいこと、そして相場が変化していますので、値段は、書かない方が良いでしょう。

ただ、2ct以上の大きなものでも、人為的な加熱処理をしたものや別の産地、モザンビークやタンザニアのルビーも出てきています。
2018年には、天然無処理で美しいモザンビーク産ルビーが、2ctのGQジェムクオリティが150万円ぐらいで売りに出されていました。

今後の産出の状況によって流通価格も変わっていくと思います。

交換価値(資産性)を考えてお持ちになる人は、プロのジュエラーに相談することをおすすめします。

ルビーの値段は産地によって変わる?

ミャンマー産ルビーの母岩

ルビーは産地によって値段が違うのか?という質問を時々受けますが、産地だけが、宝石ルビーの品質を決めるものでは無いということです。

宝石の品質は、①宝石種②原産地③処理の有無④美しさ⑤色の濃淡⑥欠点⑦サイズの7項目を網羅してはじめて分かります。

そして値段は、その品質だけではなく、需要と供給のバランス、伝統と慣習によって価値が決まり、そして、売る人が価値判断して値段が決まっていくのです。

工場でつくることができる家電製品なら、コスト計算できるので目安がありますが、宝石ルビーの値段は、長い歴史の中でつくられてきた価値観に基づいています。

売りたい人は、ベトナム産であろうと、モザンビーク産であろうと、自分が売っているモノが一番良いというでしょう。

努力して売ろうとしているのですから当たり前です。

ただ手放す時にどうか?と考えると、話は変わってきます。

サザビーズなどのオークションに出品、落札されているルビーを見る範囲では、個体差があって何とも言えませんが、同じ天然無処理で美しいミャンマー産ルビーとモザンビーク産ルビーでは、感覚的に、落札価格は10倍ぐらいの差はあります。

このようにルビーの値段は産地よって変わるのか?という質問に対しては、品質判定の他の項目が同レベルであれば、産地の違いによって値段は大きく違いますが、品質を見分けていない場合は、産地だけで値段の話はできないということです。

最高品質のモザンビーク産ルビーと美しさに欠ける品質の低いミャンマー産ルビーのどちらが高いか?と比べるのと同じです。

ルビーと他の宝石の値段はどう違う?

宝石の世界にはさまざまな美しい石があり、それぞれの宝石には、値段と相場がありますが、値段は、その時代によって変化していきます。

米ドル日本円の為替相場も毎日のように変化しています。

ここでは、一番流通量の多いダイヤモンドの1ctのJQジュエリークオリティを100として、他の宝石の価値を数値化した「価値比較表」の数値を使って説明したいと思います。

(宝石品質判定の価値比較表より数値抜粋)

  • ルビーとサファイアの価値比較
  • ルビーとガーネットの価値比較
  • ルビーとスピネルの価値比較

ルビーとサファイアの価値比較

ルビーとサファイアは、両方ともコランダム(Al₂O₃)という鉱物で、赤色の宝石をルビーと呼び、他の色をサファイアと呼びます。

一番知られているのが青いコランダム、ブルーサファイアです。

一般的に、同じカラット数で比較した場合、サファイアはルビーよりも値段が低いのですが、これは、サファイアの産出量が、ルビーと比較すると多いためです。

ここでの1ctの平均的サイズごとの値段については、「価値がわかる宝石図鑑 ナツメ社 諏訪恭一氏著書」から引用しました。

前項のモリスが示した1ctの天然無処理で美しいミャンマー産ルビーと1ctモゴック産ルビーの市場価格と、少しあっていない部分がありますが、参考までご覧ください。

ルビーとサファイアの市場価格の目安

モゴック産ルビー無処理 1ct

GQ ジェムクオリティ240万円

JQ ジュエリークオリティ100万円

AQ アクセサリークオリティ25万円

タイランド産ルビー加熱処理1ct

GQ ジェムクオリティ50万円

JQ ジュエリークオリティ30万円

AQ アクセサリークオリティ7万円

スリランカ産 ブルーサファイア 無処理1ct

GQ ジェムクオリティ25万円

JQ ジュエリークオリティ12万円

AQ アクセサリークオリティ3万円

スリランカ産 ブルーサファイア加熱処理1ct

GQ ジェムクオリティ20万円

JQ ジュエリークオリティ10万円

AQ アクセサリークオリティ2万円

ルビーとガーネットの値段比較

ルビーとガーネットは、歴史的に見るとどちらとも古くから人々に親しまれてきた宝石で、旧約聖書で登場するカーバンクル又はカルブンクルスと呼ばれる赤い宝石は、ルビーと訳されます。

今でもドイツでは、ルビーをカーバンクルと呼ぶので、詳しい人は昔からルビーとガーネットを見分けていたと思いますが、ルビーが産出しなかったヨーロッパでは、同じ宝石だと思われていたとしても不思議ではありません。

1500年代にチェコで、ルビーと見た目そっくりのパイロープガーネット(PyropeGarnet)が発見されてからは、ボヘミアンガーネットとしてヨーロッパで一世風靡しました。

ルビー:Al₂O₃

ガーネット:Mg₃Al₂(SiO₄)₃(パイロープガーネット)

ガーネットには、パイロープをはじめ、ロードライト、アルマディン、ヘソナイト、スペサルティンガーネットがルビーと間違われる可能性があります。

赤色から褐色、オレンジ色まで色々な色調があります。

またガーネットには、緑色のデマントイドガーネット、ツァボライトガーネットなど、9種類のバラエティがあります。

ガーネットは、その赤色と美しさからルビーと同じようにジュエリーで使われたものの、非常に産出量が多く、大きなサイズが産出すること、ルビーより硬度が低いため耐久性の面で劣るなど、オークションなどの還流市場で高値を付けることは無く、ルビーの類似石とされました。

モゴック産ルビー無処理1ct

GQ ジェムクオリティ240万円

JQ ジュエリークオリティ100万円

AQ アクセサリークオリティ25万円

ロードライトガーネット3ctサイズ(ルビーに似たガーネット)

GQ ジェムクオリティ7万円

JQ ジュエリークオリティ3万円

AQ アクセサリークオリティ1万円

ルビーとスピネルの値段の比較

スピネルは、原石で産出する時に八面体の端が尖っているため、日本語名も尖晶石、ラテン語ではトゲを意味する「スピナ」から命名された宝石です。

モリスがナヤン鉱山で発掘作業をしている時にもスピネルはピラミッドを上下に2つ合わせたような姿で産出していました。

最も美しいとされるナヤン鉱山産の「ホットピンクスピネル」は、蛍光性に輝く非常に美しいスピネルです。

結晶する母岩も産出する場所も同じですが、鉱山で見間違うことはありません。

産出したばかりの結晶を太陽にかざして観ている姿をご覧になられた人は多いと思いますが、ルビーは原石の見る角度によって二色性があり色が微妙に変わりますが、スピネルはどこから見ても同じ色調です。

鉱区では「見たらわかる」ルビーとスピネルですが、ヨーロッパでは、18世紀後半に宝石学が発達するまでは、ルビーとスピネルの区別がつかなかったようで、イギリス王室の象徴であるインペリアルステートクラウンのメインストーンである赤く大きな結晶は、ブラックプリンスと呼ばれ、永くルビーだと信じられてきましたが、1783年にスピネルだということが分かり、ルビーの類似石として区分されました。

モース硬度では、ルビーが#9、スピネルが#8でルビーの方が頑丈です。

ルビー: Al₂O₃

スピネル:MgAl₂O₄

また、スピネルには、ブルースピネルなど、サファイアと同じように色々な色調のものやパープルやヴァイオレットカラー、グリーン、オレンジのものが採掘されます。

モゴック産ルビー無処理1ct<

GQ ジェムクオリティ240万円

JQ ジュエリークオリティ100万円

AQ アクセサリークオリティ25万円

レッドスピネル1ct

GQ ジェムクオリティ30万円

JQ ジュエリークオリティ10万円

AQ アクセサリークオリティ3万円

ルビーを適切な値段で購入するには?

ルビーを適切な値段で購入するには、ご覧の通り、同じルビーであってもGQジェムクオリティとAQアクセサリークオリティでは、約10倍の値段差になりますので、宝石品質判定で、まずはそのルビーの品質を見分けることが重要です。

ルビーをパワーストーン?として購入する際の値段

ルビーはその美しい赤色と神秘的な美しさから、パワーストーンとして人気があると聞いたことがありますが、パワーとは、物理的には、力量×スピードのことですから、ルビーに、それがあるか?と聞かれると、ルビーの専門家として、感じたことはありません。

実験で実際に、ルビーを着けてベンチプレスをしましたが、全く変化がありませんでした。

しかし、25年間ルビーだけを見続けてきたジュエラーとして色々と感じることはありますし、不思議な体験も何度もしましたが、自分がそう感じているだけかもしれません。

太古よりお守りとして大切にされてきた宝石であることは事実です。いつか科学がもっと発達して分かるようになることを期待したいと思います。

ルビーに何かしらの力があると信じてルビーを購入する時には、宝石品質のルビーではなくても、鉱山でたくさん産出する赤味のある鉱物コランダムで十分ではないでしょうか?

希少性が高くない分、価格はグッと安価になりますし、各地で開催されているミネラルショーで手に入ると思います。

数千円もだせば、2~3ctの面白い形の原石もあり、何か宝探ししている様で楽しいと思います。

まずは、試してみるつもりで購入すると良いかも知れません。

ルビーをアクセサリーとして購入する際の値段

指輪、ネックレス、イヤリングなどのワンポイントにルビーを使うと、キラッと赤い輝きが映えて、アクセサリー全体が引き締まります。

品質の高いルビーは一般的に高価ですが、サイズの面で小さなルビーを複数使った構想(デザイン)のアクセサリーは美しく、値段もお手頃なものが手に入ります。自分の予算と好みに合わせて選びましょう。

手に着けて自分の目で見ることの多い指輪については、品質が高いルビーがおすすめですが、ネックレスやイヤリングなど、鏡を通して見るアクセサリー(ジュエリーも同じく)の場合は、サイズを大きいもので、サイズ以外の品質を少し落としたものをチョイスするのが良いでしょう。

有名ジュエリーブランドのルビーの値段

有名なジュエリーブランドは、お店の設え、スタッフの雰囲気、そしてよく見たことのある有名なスタイルのジュエリーがズラッと並んでいて、高級な雰囲気を楽しむことができます。

もちろん値段は、イメージを高く保つためにあらゆる努力をしていますので、高額です。

そして、カルティエ、ブルガリ、グラフ、ハリーウィンストン、ショーメ、ヴァンクリーフ、ブシュロン、日本ではギメルなどのブランドは、高級美術品が出品されるサザビーズなどのオークションで、ブランド名がアナウンスされて、高額で落札されています。

しかし、すべての商品ではないので、交換価値(資産性)を考える場合は、しっかりと宝石品質判定の眼を持っていることも重要です。

それらのブランドは、お店に並んでいる商品が素晴らしいから世の中に認められたのではなく、創業者時代の宝石に対する審美眼が素晴らしかったためにブランド化したのです。

創業者がまだまだ活躍されているブランドは、グラフとギメルですので、そういう目でブランドをみるとルビーの品質が違うのに気付き、そして値段が分かってきます。

まとめ

この記事では、ルビーの値段について解説しました。

予算と好みに合わせて、相性の良いルビーに出会っていただけると幸いです。

その為に、まずは、品質を見分けられるプロのジュエラーを探すことが先決です。そして、ルビーの価値の見分け方を聞いてみて下さい。ルビーの価値は、品質と、需給のバランスと、伝統と慣習で決まります。

ルーペを出してきて、お持ちのルビーの説明をしてもらうのが、プロのジュエラーかどうかを見分ける方法です。

そして値段の話の最後に、当たり前ですが、「価値の高いルビーの値段は高い」ということを覚えておいてください。

ルビーを購入する際には、これらの指針を参考になれば幸いです。

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