モリスルビー22DR0025
カラット 0.08ct
Origin（産地） myanmar
Size(サイズ) 2.5/2.5/1.8
ルビーの特徴
ビロードのように柔らかい感じのするピンキッシュな輝きと美しいラウンド型、ほんの少し青味を帯びた色調に明度と彩度の高さが特徴的なミャンマー最北部にあるルビー鉱山ナヤンで産出した天然無処理で美しい小粒なルビーです。漂砂鉱床であるナヤン鉱山では、このルビーのようなサイズこそ小さいが、太古からの自然の浸食作用によって結晶の弱い箇所が削り落とされ、芯の強い部分が残った状態で発掘されます。ダイヤモンドでも漂砂鉱床で採掘される原石の方が小粒だけど品質が高い…と聞いたことがありますが、同じです。その丸くて小粒な原石をヤンゴンにて研磨職人としては熟練工であるゾーミンチョーの手によって、キレイなラウンド型のブリリアントカットに磨かれました。サイズは縦横2.5㎜/深さ1.8㎜（直径と深さのバランスはとても良く、バランスの取れたプロポーションです）重さは、0.08ctです。そして、宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#3.5」、少し淡めですが、昨日の「今日のルビー」でもお伝えした通り、ナヤン産ルビーの特徴である細かいシルクインクルージョンが内包されています。このルビーは昨日のルビーと比べて、シルクが一か所に集まるのではなく、全体的に薄っすらとベールをかけたように内包されています。それが、前述のビロードのような優しい輝きにつながっているのでしょう。そして、クオリティスケール上で（GQ/JQ/AQ）の3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ（高品質）になります。この3ゾーンに分ける理由は、いつも説明している通り、そのルビーがなぜ、その値段なのか？を説明するために必要な道具であり「相性の良いルビー」を探すときには、むしろ宝石品質判定の説明を聞かない方が良い。まずは手の上に乗せてみて「好きかどうか？」を感じていただくことが先決です。そして好きなルビー、なぜその値段なのか？という説明の段階で品質についての説明を聞いていただきたいと思います。その方が、10年、20年…と時間が経ったときの満足感が違います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
