5月21日・5月22日開催決定
国際的に最も高い価値が認められる宝石ルビー。鉱山での宝石採掘現場からサザビーズなどのオークション現場までを知る宝石のプロが、そのルビーの買う時、手放すときの注意点、また受け継ぎ方など、知っているようで知らない宝石ノウハウをお伝えいたします。
価値あるミャンマー産 天然無処理のルビー
ルビーは、その燃えるような真紅の色がゆえに神秘的な魅力を持ちます。愛と情熱の象徴として中世ヨーロッパで婚約指輪に用いられたほか、古来様々な国で貴重な石とされてきました。エジプトでは美・愛・体調を守る幸運の石と崇められ、すべての宝石の中で最も強く身を守ると考えられていました。
このようにあるゆる危機や災難から救われることから、冨・権力・名誉をもたらす宝石として、古代の権力者や中世王侯貴族たちからもこよなく愛されてきました。
一言で宝石と言っても、宝石には種固有の、また産地特有のインクルージョン(内包物)が見られます。また加熱によって内包物が変化し、その痕跡が残ります。インクルージョンは天然の証であり、美しさを損なわない限り「個性」としてとらえられます。
2017年12月5日ニューヨークで開催されたオークションSotheby’sにモリスルビーが出品
希少な宝石は還流するためオークションに出品されます。同じ高品質で同じサイズのルビーであっても、タイ産の加熱処理をして美しさを改良したルビーとミャンマー産の無処理で美しいものでは、宝石としてみた場合、価値は全く違います。
2013年の香港で行われたクリスティーズのオークション結果がそれをよくあらわしています。7カラットのミャンマー産の無処理で美しいルビーは2.3億円で落札され、タイ産の加熱処理をした9カラットのルビーは400万円で落札されました。カラットあたりの価格は100倍の差がつきました。
同じ高品質であっても「原産地」と「処理の有無」が異なれば、宝石としての価値には大きな差が出ます。手に入れるのが極めて難しい天然無処理の美しいルビー。現在市場に出回るルビーのうち、天然無処理で美しいルビーは1%にも満たない状況です。
今回は皆様に本物の価値ある宝石ルビーを見分ける方法をお話しする特別なセミナーになります。貴重な機会ですので是非ご参加ください。
宝石は、何百年経っても古くならないのです。だから、もし、資産性があると思っていた宝石が、後から無かったことが分かると、それは、受け継ぐ人、受け継がれる人の大切な思い出を壊してしまうことになります。知っておかなければならない大切なポイントです。モリスは、大切な方の思い出を壊さない宝石こそ宝石だと考え、原産地からお届けまで一貫しておこなう事を決めました。
宝石ルビーの価値の決まり方… それぞれのルビーには個性があり価値もそれぞれ違う。何を手がかりにルビーをみれば良いのか?買って使うだけの宝石と売買する宝石は違います。
ルビーの原産地ミャンマーの採掘の現場からサザビーズなどの国際的オークション現場で仕事をするルビーのエキスパートが品質の見分け方、価値判断の方法を伝授します。