モリスルビー22SR0049
カラット 0.19ct
Origin（産地） Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 3.2/2.9/2.1
ルビー(天然無処理)
モリスルビー22SR0049 0.19ct Myanmar Gem
ルビーサイズ
ルビーサイズ 3.2/2.9/2.1
ルビーの特徴
インクルージョンは顕微鏡で拡大するとやっと見えるぐらいの高い透明度、ルビーとしては最高の色調の天然無処理で美しいルビー
ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山で産出された原石をオーバル型のミックスドカットに磨きました。（クラウンから上の部分をテーブルとそれを囲むようにスター（三角の切子面）のファセットをつけ、下部は、ドーム型に成形したあと、宝石下部の尖った部分、キューレットに向かって、四角と三角のファセットをつけながら磨くルビーでは一般的なスタイル）オーバル型とはいうものの、ラウンドに近いのですが、このルビーの特徴はその結晶の質の良さです。しかし、サイズが、縦3.2㎜/横2.9㎜/深さ2.1㎜、重さは0.19ctと小粒なためファセットの数を十分に増やすことができず、最高の美しさが発揮できないところが唯一残念なところです。
ルビーの研磨の難しさ
ルビーの研磨は、サイズが大きく成ればなるほど、ファセット（切子面）の数を増やしていき、万華鏡のように結晶の中を反射した光が連鎖して、宝石を上から見た時にキラキラとした輝きが湧き上がってきます。しかし、サイズが小さくなってくると相対的にファセットを大きくしていかないと、光が十分に反射されず、黒っぽいルビーになってしまいます。ルビー特有の難しいところです。職人さんは、ギリギリのバランスでファセット面を調整していきます。このルビーも、質の素晴らしい結晶を職人さんが一生懸命にバランスを取ったあとが感じられます。色と輝きのバランスに苦心しただろうと思うのです。写真では、今一つ、結晶の奥からの輝きが弱く写っていますが、少し光線を変えると、目の覚めるようなルビーの色が表れてきます。
宝石ルビーの価値判断とは
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジェムクオリティ（最高品質）です。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長