モリスルビー13JL0060

 

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モリスルビー13JL0060

カラット 0.06ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 2.4/2.4/1.2

ルビーの特徴

小粒ながら高い透明度とプロポーションの良さによってダイヤモンドのメレのようにキラキラと輝く天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ミャンマー最北部カチン州のルビー鉱山ナヤンで発掘された小さな丸い原石をラウンドブリリアントカットに磨きました。サイズは、縦横2.4㎜/深さ1.2㎜の小粒ですが、上述の通り非常に存在感のあるパワフルなルビーです。宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)になります。漂砂鉱床であるナヤン鉱山の鉱区で、採掘した担当者モリスのイエッチョーが、四つん這いになり、地面に顔がつくほど身をかがめて、小粒な結晶をピンセットを使って大切そうに原石をケースに入れている風景を思い出します。最長6か月間、一粒もルビーの原石が見つからずに苦労した彼の姿に大自然の厳しさを目の当たりにしました。今の世の中は、便利になってお金を出せばたいていのモノは手に入るようになりましたが、鉱山、自然の中では人間の都合でどうすることもできません。ただ祈ることしかできない。最近は、人工合成ダイヤモンドがエシカルな宝石という論調がありますが、人間がつくりだせるものは「宝石」ではありません。宝石の定義は、大自然の造形美であること、そして美しく希少性が高く、経年変化のないもの、時と場所を越えて価値保存するものです。人が数を増やせるものは、そもそも宝石の枠に入っていないということを、約150年前に、ルビーの人工合成石を発明し、「おフランスのルビー」として、天然ルビーよりも高く売って大流行したこと、そして今では、人工合成されたものは、1ctあたり数百円で手に入いります。誰も宝石と思わなくなった歴史を忘れてはいけないと思います。その時に、お高い人工合成石に人生の「思い出」をいっぱい詰め込んだ人たちの「人の気持ち」は、どうなったでしょうか?天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、何百年経っても何も変わらず、サザビーズなどのオークションで堂々とした存在感がありますが、人工合成したルビーを持っていったら…一笑されて終わりです。エシカル…再結晶…色々なセールストークがありますが、高額な宝石を手に入れるときに覚えておいてほしいのは、宝石の定義です。

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ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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