モリスルビー14JE0039

 

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モリスルビー14JE0039

カラット 0.71ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 5.9/4.2/2.9

ルビーの特徴

オーバル型でもクッション型でもない天然無処理で美しいミャンマー産ルビー独特な結晶の生地をなるべく大きく残そうとした跡が見えるルビーは、世界的に有名なルビーの産地、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック(Mogok)で発掘された原石をミックスドカットに磨きました。サイズは、縦5.9㎜/横4.2㎜/深さ2.9㎜、重さは、0.71ctで、ジュエリーに装着した時に、重さの割には大きく見えるルビーです。スカッと透き通った高い透明度とルビーを少し動かすとキラキラとした輝きが結晶の奥から湧き上がってきますが、これは縦横の寸法と深さの割合が少し長細くなっていることでちょうど良くなっているからです。少し歪んでいるように見えるのも天然無処理で美しいミャンマー産ルビーでは、普通であり逆に整いすぎていると、何かおかしいな…とルーペでインクルージョンをチェックして人為的な処理をして美しさを改良していないか?確かめます。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの場合、プロポーションがきれいに整っているものは、ほとんど新しく産出したルビーではなく、何十年、何百年前に使われたものが還流し、ルビー表面のファセット(切子)面が欠けていたり、削れている部分を修正するためにリカット(再研磨)する時に整っていくのが希少なルビーでは、一般的です。アンティークジュエリー、歴史的なものの細かい部分をルーペでご覧いただくと良く分かります。アンティークジュエリーとして長く残っているものは、元の持ち主が、歴史的に名のある方だったことが多いから枠から外されずに残っているからです。普通は、枠から外されて還流するルビーがほとんどです。不動産でも江戸時代から、建て替えもせずに残っている建物には、相当な意味があるはずです。ただ古いだけのお家は残っていません。それでも土地は、新しい建物が経っていても残っています。経年変化のない宝石は、不動産と動産の違いはありますが、土地と同じような存在です。宝石品質判定の重要性は、どんな土地か?という視点と同じです。…というわけで、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」、色の濃淡「#5」のGQジェムクオリティ(最高品質)です。そして、モゴックから直接やって来た新産のルビーです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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