モリスルビー23MY0022

 

Contents

モリスルビー23MY0022

カラット 0.05ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 2.3/2.3/1.5

ルビーの特徴

ラウンド型ブリリアントカットに磨かれた小粒な天然無処理で美しいミャンマー産ルビー、素晴らしい色調と高い透明度、そしてプロポーションの良さによる輝きも加わって高い彩度が特徴的です。サイズは縦横2.3㎜/深さ1.5㎜と縦横と深さのバランスも文句なしです。重さは0.05ctと小粒ですが、品質が良いルビーは小さくてもキラッとした存在感があります。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」大きさを考えた場合、最適な濃さといえます。品質をGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けると、GQジェムクオリティ(最高品質)になり、サイズこそ小さいですが、立派なお宝ルビーです。そこで価値について考えてみたいのですが、価値には、大切な思い出など人にとってかけがえのない意味を持つ価値と、何かと交換したりして役に立つ価値の2つがあります。後者の役に立つ、という価値についてはルビーの場合は、交換価値になります。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのジェムクオリティの1ct以上のものは、24年前には100万円だったルビーは、今は450万円になっていますので、交換する価値は十分にあるとおもいますが、しかし、それはルビーの単なる一面にしか過ぎません。最も重要な価値は、もう一つの価値、人にとって重要な文化的価値であり、モリスではルビーのことを「思い出カプセル」と呼んでいます。文化を辞書で調べると「人間により創造されたもの、人工物であり、その社会において後天的に学ぶべきもの全般のことである。文化の種類としては、言語、宗教、料理、絵画、哲学、文学、ファッション…と出てきますが、続いて「文化を最も広くとらえると、人間と自然のかかわりや風土の中で生まれ育ち身に付けていく立ち居振る舞いや、衣食住をはじめとした暮らし、生活様式、価値観など、人間と人間の生活に関わることの総体であり、人間が理想を現実にしていくための精神の活動及びその成果」ともあります。人間がルビーを大自然の造形美として認識して思い出カプセルと思っていたら…交換価値があったので受け継ぐときに、思い出がキラキラと輝き出した…としたら、宝石文化が育っていくのではないか?と思うのです。この小粒なルビーをさすがに交換価値うんぬんといえば大げさになるかも知れませんが、次の世代では、確実に今よりも特別な存在になっていて、誰も価値がない…とは言わないはずです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

Contents
閉じる