モリスルビー22SR0061

 

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モリスルビー22SR0061

カラット 0.18ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 3.6/3.3/1.7

ルビーの特徴

ほんの少し緑色が入った赤の強い色調と高い透明度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、モゴック(Mogok)鉱山で産出した小粒な原石をヤンゴンで磨きました。時計の3時方向に少し生地不足を残したオーバル型ミックスドカットのルビー、サイズは、縦3.6㎜/横3.3㎜/深さ1.7㎜、重さ0.18ct、縦横の寸法に対して、ほんの少し深さが不足しているためにキラキラとした輝きがパビリオン側から湧き上がってこないため「写真うつりが悪い」ルビーだと思います。実際の品質よりも良く見えない。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#4.5」、クオリティーを3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。非常にクリアな質の高い結晶ですが、前述のとおり写真では、十分にその魅力が伝えられないのが残念なところです。モリスでは、ルビーをお選びいただくときに必ず手の上に乗せて「好きかどうか?」感じてみて下さい…とお願いしています。相性が良いかどうか?を見ていただくためです。相性が良いかどうか?は、上述のクオリティスケールでどの枠に入るか?という見方とは次元の違う話です。そのように述べると混乱されるので説明を付け加えておきたいと思います。GQジェムクオリティ(最高品質)のルビーとJQジュエリークオリティ(高品質)のルビーを品質の説明を聞かずに手の上に乗せてどちらのルビーが好きか?見てみると…かなりの割合でJQジュエリークオリティの方が「好き」という方が出てきます。そして品質の説明を先にするとGQジェムクオリティを選ぶ方の割合が増えます。GQはJQよりも品質が高い、要するに品質が高い方が高級品だというイメージがあるからです。これは、「好きかどうか?」は人の感性で、品質判定基準は「良し悪し」という理性だからです。
宝石ルビーは、私たち人と同じですべてが個性、唯一無二の存在です。スペックがどれだけ高くても好きであるとは限らないのです。好きで、スペックも高ければ…それに越したことはないのですが、相性の良いルビーは分からなくなってしまいます。先に好きかどうか?を自問自答してから品質を確認してほしいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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