モリスルビー23MY0046
カラット 0.19ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 3.7/3.1/1.9
ルビーの特徴
彩度が高く元気のよい感じがする天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、少し青味を帯びた色調とインクルージョン(内包物)は目立つが形のしっかりとした結晶がほとんどでパッと見た時の透明度は悪くありません。そして前述の通り蛍光が強く彩度の高さがこのルビーの特徴です。ピジョンブラッドルビーを産出することで有名な中北部の人里離れた中山間地域にあるルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘されました。ピジョンブラッドルビーを産出する鉱山は、この今日のルビーでも紹介している同国最北部カチン州にあるナヤン(Nam-Ya…現地ではこの綴りでナヤンと呼びます…なぜだろうか?)もあります。さて、そのモゴックで発掘された彩度の高い小粒な原石をヤンゴンでオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.7㎜/横3.1㎜/深さ1.9㎜、重さは0.19ctと小粒ですが、前述の通り彩度が高いため小粒だけどキラッと元気よく存在感のあるルビーです。そしてこのルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「B」美しいもの、すこしインクルージョンが目立つためです。色の濃淡は「#4.5」、大きさから考えた場合、私は、最適な濃淡だと思います。コクのある本格的な濃さが良い方は#5以上の濃さになりますが、この彩度の高い質のルビーは、パッと花が咲いたような明るさが似合っていると思います。そしてこのルビーをクオリティスケール上でGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)になります。私たち人間と同じように同じものが2つとない存在、要するに個性であるルビーをゾーンごとに区別する作業は、個人的に好きではありませんが、このルビーを買う方が、ついている値段が適正なのかどうか?判断する時には、やはり3ゾーンに分けると理解しやすいのです。もちろん選ぶ人は、好きかどうか?という相性の良いルビーを選んでいただくことが先決ですが
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長