モリスルビー23MKSR003
カラット 0.76ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 5.1/4.7/3.7
ルビーの特徴
蛍光灯の下では少し紫味を感じさせる色調が、強いLEDライトの下などでは、パッと電源が入ったように蛍光性の強い輝きを放つ天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部でピジョンブラッドルビー(ピジョンブラッドとは、最高品質のルビーを称えるための呼び方であり、色だけの話ではありません、そしてこのルビーはピジョンブラッドではありません)を産出することで有名なモゴック(Mogok)鉱山で発掘されました。ルビーをヤンゴンでラウンド型とオーバル型の中間の形、上面のクラウンの部分にはスターを下面のパビリオン部分をドーム型にステップカットを合わせたミックスドカットに磨きました。サイズは、縦5.1㎜/横4.7㎜/深さ3.7㎜、重さは0.76ctです。通常であればファセット(切子)面の反射によってキラキラとした輝きが結晶の奥から湧き上がってくるのですが、このルビーの場合は、結晶全体が明るく光を発するため、ファセットカットの輝きと相乗効果が出ていて、とても存在感のあるルビーです。重さこそ0.76ctですが、1ctの重さのルビーとそん色ない存在感があります。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#4」で、クオリティを3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)になります。ジュエリークオリティではピジョンブラッドルビーとは呼べませんが、重要な点は、色の濃さが少し足りないこと、色調に少し青味の強いピンキッシュな色調があるものの、前述の通り手の上に乗せると「このルビーだ!」と好きになる方は多いと思います。すべてのルビーは個性であり、唯一無二の特徴を持っています。それを観る私たちも個性ですから、必ず相性というものが存在します。宝石ルビーには経年変化はありませんので、大切に使えば次の世代も同じ美しさを楽しむことができ、その時に着けていた方のことをその人に変わって語ってくれる遺産という面も持っています。受け継ぐ人が、その宝石ルビーを観た時にどんな思い出が浮かぶのか?そして、それが天然無処理で美しいミャンマー産ルビーだということが分かると、交換価値があることも伝わるでしょう。プロなら「分けて貰えますか?」とオファーしてくるでしょう。その時に思い出がキラキラと輝きだすはずです。モリスが天然無処理で美しいミャンマー産ルビーしか取り扱わない理由です。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長