モリスルビー23MY0196

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モリスルビー23MY0196

カラット 0.07ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 2.4/2.4/1.5

ルビーの特徴

丸い原石の結晶の生地を少しでも残そうと磨いたためほんの少し歪んだラウンド型の輪郭とパビリオン側はブリリアントカットに整えた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ミャンマーで一番北にあるカチン州のナヤン(Nam-Ya)鉱山で発掘され、ヤンゴンで磨かれました。サイズは、縦横2.4㎜/深さ1.5㎜と縦横の寸法に対する深さのバランスは申し分ななく、重さは0.07ctです。品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」、色の濃淡「#4」、品質を3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)です。このサイズの高品質のルビーを観ていると、いつもある「想い」が頭に浮かびます。ナヤン産ルビーの特徴は、小粒で、ほんの少し青味を帯びた赤色と高い透明度と蛍光性を感じさせる鮮やかな彩度の高さが特徴です。その原石は漂砂鉱床のため太古よりの地殻変動により、40㎞の地下深くから地表まで押し上げられてきたものです。想像を絶する圧力、自然の浸食作用により結晶が小さく丸く削られるので小さいのです。モリスが自社でナヤン鉱山を採掘していた時には、2㎜~2.5㎜の品質の高い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーだけを使ったエタニティリングをたくさんつくりましたが、それができたのはナヤン産ルビーのお陰ですし、それが無かったら今のモリスは無かったと思います。鉱区にあった事務所で産出した原石を見ていた時のことです。2~3㎜の小さく丸い原石が同じ色調、濃淡があっている原石が5つ並びました。その瞬間に「エタニティリングができるぞ!」と気付きました。天然無処理で美しいミャンマー産ルビー場合は、原石で1ctを超えるジェムクオリティものが、1か月に一つ見つかれば、鉱山の採算は合います。だから私たちは、それを一生懸命に探し続けていましたが…産出するのは小粒なものばかり…現実はそんなに甘くありません。ナヤンの鉱区で、鉱山開発を担当していたイエッチョーとミーティングしていた時のこと、小さな原石を一粒手に取って「小さくてもジェムクオリティです!」と自慢げに見せてくれました。彼のドヤ顔をみて閃きました。「ここに来た理由は、小さなお宝を日本に届けるためだったのだ!…オリンピックのリレーだ!お宝5個並べよう!」、そしてモリスのエタニティリングが生まれました。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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