ダイヤモンドMD0047【SOLD】

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ダイヤモンドMD0047

  • Carat(重量) 0.01ct
  • Size(寸法) 1.7mm
  • Quality (品質) GEM( G – VS )
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

出勤途中、ほんのり紅く色づき始めた紅葉をみつけ、小さな秋を感じました。さて今日も一石のダイヤモンドの個性を観ていきましょう。「今日のダイヤモンド」は、直径1.7㎜のとても小さなメレー・ダイヤモンドです。ピンセットで挟み朝陽にかざしてメレー・ダイヤモンドをまずは肉眼で観てみました。たとえ直径2㎜にも満たないメレー・ダイヤモンドでもその煌めき方は、特別です。宝石の中には、ダイヤモンドと同じ無色透明の宝石が幾つもあります。例えば、無色の水晶やトバーズ。「フォルスネーム」という言葉をご存じでしょうか?フォルスネームとは、「フォルス」= 偽りという意味ですから「偽りの名前」ということになるのですが、無色の水晶を「アラスカ・ダイヤモンド」、無色のトパーズを「アフリカ・ダイヤモンド」、また宝石ではありませんが、無色のガラスを「フランス・ダイヤモンド」というフォルスネームがつけられています。これは、高価な宝石に似せた名前をつけて、イメージをよくしようとしたネーミングでした。確かに〇〇ダイヤモンドと言われれば、ダイヤモンドと勘違いしてしまいそうですが、そこは皆さま、宝石を観る目をしっかりと養っていただき、違いを見極めていただきたいと思います。ダイヤモンドの煌めき、輝きは、他の無色透明の宝石とは、全く違う輝き方をします。それはダイヤモンドの屈折率も一つ要因です。ダイヤモンドの屈折率は、2.419。天然の物質の中では圧倒的に高い屈折率を持っているため、ダイヤモンドのシンチレーション(煌めき)はこの高い屈折率が関係すると言えます。そのため、他の無色透明の宝石とダイヤモンドの区別ができるということです。さてそれでは、「今日のダイヤモンド」の特徴を顕微鏡で80倍に拡大して見ていきます。そこには、針の先で突いたような「PIN POINT」ピンポイントといわれる小さなクリスタル・インクルーション(結晶内包物)が幾つかみつかりました。また長い棒状になったインクルーションも一つ見つかりました。ですが、10倍のルーペでも発見することが困難なほど、極小さなインクルージョンのため、輝きに影響を及ぼすことはありません。むしろそのインクルージョンは、貴重な天然の証なのです。

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