モリスルビー12DR0039

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モリスルビー12DR0039

カラット 0.39ct
Origin(産地) Namya
Size(サイズ) 2.6/2.6/1.8

ルビーの特徴

ラウンド型ブリリアントカット磨かれた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国にあるカチン州(最北部に位置していて、中国とインドに挟まれた部分)にあり、ピジョンブラッドルビーを産出する鉱山として知られるナヤン(Nam-Ya)で発掘された小粒で丸い原石を前述のスタイルにヤンゴンで研磨しました。サイズは、縦横2.6㎜/深さ1.8㎜と縦横と深さの寸法のバランス(深さ69%)はとても良いものです。ブリリアントカットといえば光の宝石であるダイヤモンドでは、縦横の寸法に対する深さは59%ぐらいが良いとされていますが、ルビーの場合は深さの割合が10%~15%多めにあった方がブリリアントカットの魅力が発揮されます。重さは0.08ctと小粒ですが、バランスの良いプロポーションから、サイズよりも大きく見えます。ブリリアントカットの良いところは、小粒なものでも結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってくるところですが、結晶の生地が小さくなってしまうという欠点もあります。上面から見えない宝石の裏側の尖った部分(キューレットといいます)に向かって長細いひし形、三角形のファセット(切子)面を輪郭の部分から真っ直ぐにつけていくため、余分に結晶の生地を落とす必要があります。このルビーは、ナヤンルビー鉱山の漂砂鉱床から産出しましたが、漂砂鉱床では太古からの自然の浸食作用によって、すでにラウンド型に磨かれたような姿で出てくることが多いので、自ずとラウンド型に磨くことが多くなります。確かに、結晶の生地は少し落ちてしまうのですが…せっかくの天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。小さくても何とか、存在感を最大限に発揮してあげたいという想いもあります。モリスにはシンギュラリティカットという、原石の美しさを大自然の造形美と捉え、結晶の生地をなるべく大きく残しながら磨くスタイルも取り入れていますが、どちらのスタイルも人生で大切なアニバーサリーの思い出を輝かせるものであってほしいという願いがこもっています。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」、色の濃淡「#3.5」、3ゾーンはJQジュエリークオリティ(高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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