モリスルビー23DR0047

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モリスルビー23DR0047

カラット 0.07ct
Origin(産地) Namya
Size(サイズ) 2.6/2.6/1.4

ルビーの特徴

小粒なラウンド型、少し緑味を感じさせる色調と淡い色の濃淡、ピンキッシュルビーと呼ぶよりはキレイなピンクサファイアと呼んであげた方が良いと思います。透明度がとても高く、透き通ってキラキラと輝くかわいい一粒は、ミャンマー最果ての地、カチン州、ヒスイの有名な鉱山パカンから東に40㎞ほど自動車で移動したところにある鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された小粒で真ん丸い原石の形を活かし、ヤンゴンでブリリアントカットに磨きました。サイズは縦横2.6㎜/深さ1.4㎜、縦横の寸法に対する深さは、もう少しあった方が良いと思いますが、キラキラとした輝きが結晶の奥から湧き上がってきておりバランスとしては悪くないのかも知れません。このピンクサファイアを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、ルーペを使ってインクルージョンを観察するとカルシウムの結晶(おそらくアパタイト…ミャンマー産ルビーではとてもポピュラーなインクルージョンで、ルビーの中に入るとアメーバーのような形になる不思議な結晶です)と糖蜜状組織が見えるぐらいで、とても透明度が高い結晶です。そして色の濃淡「#2」ルビーとしては淡いがピンクサファイアとしては良い濃さです。これは前述の通りですが、これは持つ方が、ピンキッシュルビーでもピンクサファイアと呼んであげてもどちらでもどうぞ…と申し上げたい。呼び名をあれこれ言う人は、ルビー=高い宝石、ピンクサファイア=安い宝石という先入観があるから…ルビーとして買ったのに、後からピンクサファイアと呼ばれると騙されたのではないか?という気持ちになるからです。その為にあるのが品質を見た上で品質を3ゾーンに分ける必要があります。このルビーは、(GQ/JQ/AQ)の3つのゾーンに分けた場合、AQアクセサリークオリティ(宝飾品質)です。ルビーとして見た場合、GQとAQを価値比較した場合、10倍~30倍の値段差があります。要するにGQよりもけた違いに安いわけです。鉱山で実際に採掘していると、何十倍、何百倍の淡い色の原石が濃い色の原石よりも多く産出されます。需要と供給のバランスから見た場合、ピンクサファイアとルビーの値段差があるのは当然です。呼び名で価値が変わることの方がおかしいことが、ご理解いただけると思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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