モリスルビー23MY0085
カラット 0.06ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.4/2.4/1.5
ルビーの特徴
褐色味の強い色調と高い透明度、テーブルが少し狭くクラウン側の結晶の生地がパビリオン側と比べて大きな形が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州にあるルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された丸く小粒な原石をラウンド型のブリリアントカットに磨きました。サイズは、縦横2.4㎜/深さ1.5㎜、重さは0.06ctです。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、前述の通り、少し盛り上がったクラウン側が少しローズカットのような表面の輝きも表現できています。色の濃淡は「#5.5」大きさとクラウン側(頭の大きい)プロポーションによって少し濃くなっています。コクのある色目がお好きな方にはピッタリだと思いますが、ほんの少し、パビリオンの部分の生地がもう少しあると、キラキラとした輝きが結晶の奥から湧きあがってきたはずです。その点で「マイナス」をつけています。元々の原石の形を活かした形なので、このルビーの個性であり、美しさに悪影響を与えるものではありません。お選びになる前に、しっかりと確認していただきたいと思います。そして品質を3つのゾーン(GQ/JQ/AQ)に分けるとGQジェムクオリティ(最高品質)になります。クラウン側の生地が多いルビーはフェイスアップでみるよりも斜め横から見た時にその美しさが映えます。宝石の研磨は、太古より原石の形を活かし磨いただけの立体的なものから15~6世紀にファセットをつけた形に進化し、その後ローズカットが生まれます。18世紀以降はクラウンの下側に光を取り入れるパビリオンをつけて今のスタイルになっていますが、このルビーは元々の原石の形から、少し古い時代の良さと今の時代のキラキラした良さと両方を兼ね備えており、その立体的な形から、ピアスやペンダントトップのワンポイントとしてジュリーに仕立てると個性が生かされると思います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。