モリスルビー22DR0033

Contents

モリスルビー22DR0033

カラット 0.06ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.4/2.4/1.3

ルビーの特徴

若干の青味と褐色味の両方を感じさせる複雑な色調と澄み渡るクリアで高い透明度が、特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、公式なルビーの鉱山としては同国で最も北に位置するナヤン鉱山(Nam-Ya)で発掘されました。少し個性的で小粒な原石をラウンド型の輪郭とパビリオン側にステップをつけミックスドカットに磨きました。サイズは縦横2.4㎜/深さ1.3㎜、重さは0.06ctです。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「B」美しいもの、前述の通り透明度については文句のつけようのないレベルですが、青味と褐色味が混ざった色調から彩度の高さが少し弱くなりますが、色の濃淡「#3」は、この色調の場合はちょうど良い濃さかも知れません。この色調の結晶で色の濃淡が「#5」になれば明度が下がってしまいます。この色調が映える濃さであることが偶然ですが良かったと思います。そしてこのルビーを磨いたオリエンテーションを考える職人、ミヨテもそれを分かっていて、ブリリアントカットではなく、ミックスドカットを採用してくれたと思います。ただ難しいのは、パビリオン側にステップをつけたミックスドカットにするとファセット(切子)面が生み出す反射によるキラキラとした輝きよりも結晶自体が持っている色味を強調するスタイルですので、複雑な色調を強調してしまいます。輝きを優先するか、色の濃さを残すことを優先するか?の難しい判断だったと思いますが、結果として、このルビーの個性、潜在力を最大限に引き出してくれました。ブリリアントカットにしていたら、もうひと色、淡くなってピンキッシュルビーになっていたと思います。クオリティスケールを3つの品質のゾーン(GQ/JQ/AQ)に分けると、JQジュエリークオリティ(高品質)になります。直径2.4㎜の小粒なルビーでも、どうすれば一番良い姿なのか?一生懸命に考えてくれたルビー…何となく愛着が湧いてきます。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーらしい「ちっちゃな宝物」です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

Contents
閉じる