ルビーのプライマリーソース。左手と右手の間の地層がルビーの鉱脈です。
鉱山にまで向かわせた苦い経験
記念として残すものには、そのときの大切な気持ちや愛情がたっぷりと詰まっています。愛する想いや結婚の約束を形にして表現する最たるものが婚約指輪と結婚指輪。
ふとなにかのきっかけで指先を見たときに、その瞬間の想いがぱっとよみがえる指輪は、ふたりにとっての「思い出のカプセル」。後世にも家族の思い出として受け継ぐことのできる特別なものなのです。
贈るときにプロポーズを受け入れてもらえるか、男性にとって一世一代の大仕事です。「宝石は喜びを創造するものですから、本物であること、美しいものでないと素敵な思い出すらも薄らいでしまいます」。
このような想いにいたったモリス創業当時のある出来事があります。この出来事はモリスをミャンマー産の天然無処理ルビー専門店にし、そして鉱山にまで向かう決意をさせた苦い経験がありました。
特別なルビーの婚約指輪
紅葉で有名な京都東山の東福寺の中門の隣でひっそりと創業したモリス。創業したてのモリスに、ルビーの婚約指輪の仕立て直しのお仕事が入りました。
お持ちいただいたおばあさんは、今は亡きご主人様から贈られたルビーの婚約指輪を見つめながら思い出話をたくさん話してくれました。娘さんに残してあげられるのは、これくらいだから…でも形が古いので仕立て直しができないか?とのこと。
大切なお仕事、喜んでお預かりするためにルーペを覗いたら…なんということか、人工合成されたルビーだったのです。お返しするときのことを考えると、黙ってお預かりする訳にもいかず、そのことを説明したら、先程までニコニコお話をしてくれたお祖母さんの表情が一転、「おじいさんは、知らなかったはず…騙されたんだろうね」と涙が…。
「プロが宝石として販売してはいけない人工合成石ですが、ご主人様のお気持ちがこもったモノですし、その時代は宝石として販売されていたから、おばあさんにとっては、まさに宝石です」とお伝えしましたが、全く慰めになりませんでした。
思い出を壊してしまった人工合成ルビーの指輪
「お墓までもっていくわ…本当に残念だけど」とお仕立て直しもしないことに。人工合成ルビーがご主人様との山ほどあった思い出を壊してしまった気がしました。
宝石は喜びを生み出すものなのに、悲しむ方を目の前にして、こうした想いを二度とさせてはいけないと強く思いました。受け継がれるときに宝物として誇りに思えるものが宝石だ。とそこからモリスは天然無処理ルビーの宝探しが始まりました。
大切な思い出をいつまでも変わらぬ姿で保存してくれるカプセルのような存在が宝石ルビーです
ルビーは結婚指輪や記念日(アニバーサリー)で贈るジュエリーにおすすめです。
アニバーサリーといえば、忘れたくない想いを形にして残すことであり、それを日本語では記念といいますが、大切な思い出をいつまでも変わらぬ姿で保存してくれるカプセルのような存在が、モリスでは天然無処理で美しいミャンマー産ルビーであり、「宝石」なのです。
いつか受け継がれる時に、プロが見たら「天然無処理で美しいミャンマー産ルビーじゃないですか!」「譲ってください!」と言うことでしょう。その時に、思い出がキラキラと輝きだすはずです。宝石の定義は、美しく、希少性が高く、経年変化のない天然の石です。安心して、「好きなルビー」「相性のいいルビー」を選んでください。
HISTORY
ミャンマー産天然無処理ルビー専門店モリス
モリスは、ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーをお届けするジュエラーとして、2000年に創業。扱うルビーはミャンマー産の天然無処理ルビーのみ。ルビーの品質は原石で決まります。美しい原石は、極端に希少性が高いため、一般的に流通するルビーは、美しさの改良を目的とした人為的な処理がされています。モリスは、「美しく」「希少で」「経年変化がない」という宝石の定義にのっとり、人為的処理を一切していないルビーだけを、IDナンバー、品質保証書と共にお届けしています。
何百年も変わらない姿で輝き続けるモノは、宝石以外にあるでしょうか?経年変化が無い宝石ルビーは、持っていた人のことを伝えながら受け継がれていく「文化遺産」です。
人類最古の文化の一つとされる宝石は、化学技術の発達とともに増えている、人為的な技術で量産された、いわゆる商業的なものと区別されなければならないと考えます。
「受け継がれるときに宝物として誇りに思えるルビーでありたい」自らが責任を持って品質判定し、保証する為にトレーサビリティを確立しましたが、将来の宝石文化を考え、そのデータをスイスや米国の宝石研究所と共有しています。処理の有無、産地同定の研究に重要な天然無処理のインクルージョンデータの共有は高い評価を得ています。
モリスルビーは現在、米国のオークションSotheby’sでの出品販売率100%を誇っています。出品事例では、専門家評価30,000USD~50,000USDのところを125,000USDで落札され、同社の専門家評価(high estimate)を150%超越することができました。
「Sotheby’s」は最も高いグレードのオークションで、それに評価を得たことは国際的な評価をモリスルビーが受けたことになります。
モリスルビーは現在、米国のオークションSotheby’sでの出品販売率100%を誇っています。出品事例では、専門家評価30,000USD~50,000USDのところを125,000USDで落札され、同社の専門家評価(high estimate)を150%超越することができました。
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