ルビーは赤の宝石の代表格です。古くからルビーは情熱や愛情の象徴とされ、恋愛運を高めるパワーストーンとして扱われています。赤色は邪気を払う効果があると信じられてきたことで、神社の鳥居は赤色(朱色)であり、様々な神聖な場所で使われている色です。その様なことから、ルビーは悪縁を跳ね除け、良縁を引き寄せる効果があるかもしれません。では、ルビーを身に着けると恋愛に効果があるか考えてみたいと思います。
赤色はあなたのパーソナルカラーですか?
近年、イエベとブルベという言葉をよく耳にするようになりました。パーソナルカラー理論の起源は1920年代にアメリカのロバート・ドアが「自然界の色はすべてブルーベース(ブルベ)とイエローベース(イエベ)に分けられ、同じグループの色は調和する」と提唱したのがパーソナルカラー の理論的な始まりです。「イエベ」「ブルベ」という略語は2010年代後半から2020年代にかけて、SNSや美容雑誌を通じて日本で広く使われるようになったと考えられます。理論自体は1920年代からありましたが、現在のような略語での呼び方は日本独特の比較的新しい現象といえるでしょう。イエベとブルベの特徴を理解することで、自分に似合う色選びがしやすくなります。
イエローベース(イエベ)
イエベの人は、肌に黄みがかった温かみのある色調を持っているのが最大の特徴です。手首の内側を見ると血管が緑っぽく透けて見え、日焼けをすると赤くなるよりも小麦色に焼けやすい傾向があります。また、ゴールドのジュエリーを身につけると肌になじみ、顔全体が明るく健康的に見えます。
似合う色は暖色系が中心で、オレンジやコーラル、サーモンピンクなどの温かみのあるピンク、イエロー、ベージュ、ブラウンといった色合いが肌を美しく見せてくれます。グリーン系ではオリーブグリーンやカーキのような黄みを含んだ色が調和します。白色では純白よりもアイボリーやクリーム色の方が肌に溶け込み、より自然で上品な印象を与えます。
イエベはさらに春タイプと秋タイプに分かれ、春タイプは明るく鮮やかな色が似合い、秋タイプは深みのある落ち着いた色が得意です。
ブルーベース(ブルベ)
ブルベ(ブルーベース)の人は、肌に青みがかった涼しげで透明感のある色調を持っているのが特徴です。手首の内側を見ると血管が青紫っぽく透けて見え、日焼けをすると小麦色になるよりも赤くなりやすい傾向があります。プラチナのジュエリーを身につけると肌に美しく調和し、顔全体がクリアで洗練された印象を与えます。
似合う色は寒色系が中心で、ローズピンクやフューシャピンクなどの青みを含んだピンク、ラベンダーやパープル、ブルーやネイビーといった涼やかな色合いが肌を美しく見せてくれます。グレーやブラックなどのモノトーンも得意で、特に純白は肌の透明感を際立たせます。アイシーカラーと呼ばれる氷のように冷たく美しい色調も、ブルベの肌に自然になじみます。
ブルベはさらに夏タイプと冬タイプに分かれ、夏タイプは柔らかく上品な色が似合い、冬タイプははっきりとした鮮やかで強い色が得意です。
赤色がパーソナルカラーの人はどのような方?
赤色がパーソナルカラーに含まれる人は、主に以下のタイプの方々です。
イエベ(秋);
- 深みのある赤(ボルドー、ワインレッド)が似合う
- 温かみのある落ち着いた色が似合う
- 肌はイエローベースで温かみがある
- 茶系の髪色が多い
- マットで深い色調が美しく映える
- 上品な印象
ブルベ(冬);
- 真っ赤(ピュアレッド)が似合う
- はっきりとした濃い色が似合う
- 肌は色白でブルーベース
- 黒髪や濃い茶髪が多い
- コントラストの強い色合いが美しく映える
- クールで洗練された印象
共通する特徴として、一般的に赤色が似合う方は、強い個性やエネルギッシュな魅力を持っている場合が多く、赤色を身につけることでその魅力がさらに引き立ちます。また、赤色は存在感のある色なので、ある程度の自信や華やかさを持った人が美しく着こなせる傾向があります。ただし、パーソナルカラーは生まれ持った色素で決まるので、性格とは直接関係ありません。
ルビーの「宝石品質判定」について
ルビーの「宝石品質判定」で一つの指標として使用する表の中でも、イエベとブルベに分けられるかもしれません。
イエベ(秋): ボルドー、ワインレッド、テラコッタ、レンガ色
下記表より、S7/S6/A7/A6/B7/B6/C7/C6
ブルベ(冬): 真紅、チェリーレッド、ローズレッド
下記表より、S5/S4/A5/A4/B5/B4/C5/C4

ファセットカットしたルビーのクオリティスケール 諏訪恭一氏が考案した「宝石品質判定」
ルビーの色は恋愛運を上げる?!
ルビーの恋愛への効果について、科学的な証明はありませんが、長い歴史の中で恋愛と深く結びついてきた宝石です。 ルビーは古来より「情熱の石」「愛の石」として親しまれ、多くの文化で恋愛運を高めるとされてきました。その鮮やかな赤色が血液や心臓、情熱を連想させることから、愛情を深める力があると信じられています。
心理的な効果
- 自信の向上 – 美しい宝石を身につけることで気持ちが前向きになる
- 魅力の演出 – 赤い色が持つ視覚的インパクトで注目を集める
- 積極性の向上 – 「特別な石」を身につけているという意識が行動を変える
- プラシーボ効果 – 効果があると信じることで実際に行動が変わる
現実的な観点からは、ルビー自体に魔法のような力があるわけではありませんが、身につけることで、自分の恋愛に対する意識が高まる、特別感や自信が生まれる、会話のきっかけになるなどの利点があります。
結果的に、これらの心理的変化が人間関係や恋愛に良い影響を与える可能性はあります。大切なのは、石の力だけに頼るのではなく、自分自身の努力と組み合わせることかもしれません。ぜひ、ルビーを身につけ、幸せエネルギーを放ってみてください。
自然界の摂理 ~猿編~
一部の猿類では求愛行動の際に顔が赤くなることがあります。最も有名な例はマンドリルです。オスのマンドリルは性的に成熟すると、鼻や頬の部分が鮮やかな赤色に変化し、これが求愛ディスプレイの重要な要素となります。また、興奮状態になると色がより鮮明になることが観察されています。
ニホンザルでも、発情期のメスの顔や臀部が赤くなることが知られています。これは血管の拡張によるもので、繁殖可能な状態を示すシグナルとして機能します。オスも秋頃から冬にかけての繁殖期には、顔やお尻の赤色が強くなり、目立つ赤色でメスへアピールしています。特にボスザルは、他のオスよりも、より赤色が強くなるそうです。お尻の赤色が強いことが、よりモテる要素のようです。
ベルベットモンキーやパタスモンキーなども、興奮や求愛の際に顔の色が変化することがあります。ただし、これらの色の変化は人間の「赤面」とは異なるメカニズムです。猿類の場合は主に、ホルモンの変化、血管の拡張、色素沈着の変化によるもので、社会的な恥ずかしさではなく、生物学的な繁殖シグナルとして機能しています。
これらのことからも、赤色は求愛する時のアピールポイントになることがわかります。赤色のルビーは恋愛をしたい人が身に着けた場合、特別で素敵な魔法の様な力が働くかもしれません。その様なルビーの神秘的な力を信じたいと思います。
まとめ
今回、ルビーは恋愛に効果があるかを考えてみました。現実的にルビーを身につけて、すぐに効果がでるかどうかは、その人の信じる力や日々のポジティブ思考の心がけに作用されるかもしれません。「ルビーが恋愛運を上げる」と信じ、美しいルビーを身に着け、素敵な恋愛を引き寄せ、幸せになることができたら素晴らしいことです。
地球が生み出した、この美しい赤色の宝石ルビーは見る人を魅了し、言葉では表せない元気と自信を与えてくれると感じる人は多いです。あなただけの唯一無二のルビーをモリスルビーで一緒に見つけてみましょう。ルビー専門店モリスルビーでは、ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーのみを扱います。ルビーが少しでも気になる方、まずは京都三条店、銀座店に遊びにいらして下さい。皆さまのご来店を心よりお待ちしております。最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献:Wikipedia パーソナルカラー