ルビーのお手入れはどうすればいいのかと、お悩みではないでしょうか?
せっかく手に入れたジュエリー、丁寧にお手入れして長く使いたい方が多いかと思います。
ひと口にジュエリーと言っても、アイテムによりお手入れ方法はさまざまです。
ルビーのお手入れは、適切なお手入れ方法を知っておくことが欠かせません。
結果として、受け継がれた際にもが長くお楽しみいただけることにつながります。
この記事では、ルビーのお手入れ方法について解説します。
気に入った宝石ルビーを長く使うためにも、基本のお手入れ方法をおさえておきましょう。
ルビーのお守りのお手入れ方法
宝石ルビーは、最も丈夫な宝石の一つです。
ルビーを着けていると意識しているだけで、30年ぐらいそのままキレイな状態で使えます。
削れにくさ(硬度)では、ダイヤモンドと一緒の宝石箱にガサガサ入れてしまうと表面にキズが付きますが、ダイヤモンドのように劈開する性質が無いので、落としたら割れてしまった、など衝撃に弱いこともありません。
ルビーのプロならリカットも対応できる
毎日着けていると扱い方によっては、5年ほどでファセットの角が削れ始めますが心配はいりません。
しかし、ルビーのエタニティリングなどを着け、頑丈な宝石であるがために「意識しなくても大丈夫だ!」と思ってしまい、長い間使っていると、表面のファセット(切子)面の角が削れたように丸くなってしまうことがあります。
天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、直径2.5㎜の小粒なものでも、リカット(再研磨)できます。ジュエラー(専門の宝石商)に相談してください。元の輝きに戻ります。
世代を越えて、少しずつリカットされながら受け継がれていくのが天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。
リカットの相談ができるジュエラーかどうかも確認しておきましょう。
工房を持っている宝石商が安心
買ったお店に工房がある場合は、サイズ変更など、その場で対応できるはずです。
貴金属(金、プラチナ、銀など)で作られたジュエリーは、耐久性が高いとはいえ、小さなキズがついて輝きが鈍くなったり、指輪の場合は歪んでしまうこともありますし、サイズが合わなくなってしまうこともあります。
宝石ジュエリーは、購入した後に長く使うものです。お店に工房、ジュエリーを製作する職人が居るかどうか?は非常に大切な要素の一つです。
ルビーに汚れがついたとき、日常のお手入れ方法
ルビーは、汚れたらお手入れすることでまた元の美しさに戻ります。ジュエリーに仕立てられていると、隙間などに入った油分など、取れにくい汚れもついてきますのでここではお手入れのポイントを解説します。
ルビーのジュエリーに汚れがついてしまったときには、以下のような方法でお手入れを行います。
- 柔らかな布(セーム皮、またはジュエリークロス)での拭き取り
- ぬるま湯と中性洗剤、柔らかい歯ブラシでクリーニング
- 超音波洗浄機にかけて洗う
柔らかな布での拭き取り
ルビーのジュエリーをお手入れする際は、柔らかい布(ジュエリークロス又は、セーム皮)を使用して定期的に優しく拭き取ります。
繊維の硬い布で拭いてしまうと、ルビーは大丈夫ですが、ジュエリーの金属部分の表面に細かいキズがつきますので注意してください。
ぬるま湯と中性洗剤、柔らかい歯ブラシでお手入れ
ルビーをみた時に「元気がないな…」と感じたら、お手入れをするタイミングです。
ぬるま湯と中性洗剤、そして柔らかい歯ブラシを使って、洗浄してください。
驚くほどキレイに輝きだします。歯ブラシは、先の細い柔らかいものがおすすめです。
超音波洗浄機にかけて洗う
天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの場合は、超音波洗浄機にかけて洗ってもキレイになります。
ただ、充填処理や鉛ガラス含侵処理をしたものは、詰め物が外れてしまい、オイル含侵処理をしたものはオイルが抜けてしまう場合もありますので、ルビーすべてにお勧めできる方法ではありません。
ルビーの保管方法
外したらすぐに拭く習慣を
ご使用後のルビージュエリーは、汗や油などで汚れてしまうもの。
そのままにすると、ジュエリー本来の輝きが損なわれてしまう原因となってしまいます。
外したら、すぐに柔らかい布などで汚れを拭き取ってから保管するように心がけましょう。
ルビーに汚れや傷をつけないために、適切な保管方法について詳しく説明します。
- ジュエリーボックスやポーチの使用
- 単独で保管
- 専門家のチェック
ジュエリーボックスやポーチの使用
ルビージュエリーを保管する際には、ジュエリーボックスやジュエリーポーチを使用しましょう。
これにより、ルビーがダイヤモンドと接触することを防ぎ、傷つくリスクを低減します。
くれぐれも、ダイヤモンドのジュエリーと一緒にジュエリーポーチやジュエリーボックスに入れて、持ち運ぶことはやめましょう。
単独で保管
ルビーのジュエリーは、ダイヤモンドなど他の宝石と一緒に保管するのではなく、単独で保管するのが良いです。
ダイヤモンドとの接触によって、傷ついたり、また、他の宝石にキズをつけてしまう可能性があるため、ルビーは独立で収納しましょう。
専門家のチェック
ルビーを留めている爪(プロング)が緩んでルビーが脱落してしまうことがあります。 気が付いたら、ルビーが無い、これがルビーのジュエリーで一番怖いことです。
指輪の場合は、親指と中指でリングを固定して、人差し指で軽く叩いて下さい。その時に、カチャカチャ…と音がしたら、ルビーを留める爪が緩んでいます。
購入したジュエラーに相談してみて下さい。すぐに元に戻してくれるでしょう。
定期的に、ジュエラー(専門家)にチェックしてもらうのが安心です。
ルビーの硬度
コランダム(ルビーやサファイア)は、モース硬度スケールでは9です。
ダイヤモンドに次いで硬く、優れた靭性を持ち、衝撃を受けると割れる性質である「劈開」もありません。
化学的にも安定していて堅牢なので、毎日使用する指輪やその他のジュエリーにセットするのに最適となります。
ルビーを選ぶとき欠点を見抜く眼
本来、硬度もあり、耐久性に優れているルビーですが、ルビーと呼ばれているものの中には、様々なものがあるのでルビーを選ぶとき欠点を見抜く眼は非常に重要になります。
見た目は立派なのに比較的安価なルビーによく見られるのが以下の3つ欠点です。
- 破損の原因につながるフラクチャー(割れ欠け)があるもの
- プロポーションが極端に悪いもの、例えば宝石の厚みが深すぎたり、浅すぎたりするものです。
- ルビーの耐久性に影響するインクルージョン(内包物)があるもの
これらの欠点を見分けるには、ある程度の経験が必要ですので、プロの宝石商(ジュエラー)に相談して確認してもらうことが大切です。
まとめ
ルビーは、時代を超えて人から人へ受け継ぐことができる宝石です。
硬度やルビーのお手入れ方法を知ることで適切にお手入れすることができ、ルビーは代々受け継がれる貴重な家宝になります。
ルビーの特徴と品質を理解して、最高な状態に保ち、いつか受け継がれる時に喜びが生まれるように、大切にお楽しみください。
還流に値する宝石の条件を兼ね備えているルビーは、ミャンマー産の天然無無処理ルビーです。
ルビーの価値についてはこちらで詳しく解説しています。