本物のルビーの値段はいくら?【安いものとの違い・相場と価格表も紹介】

ルビーの値段を調べると、数千円のものから数億円のものがあり、その価格の幅広さに驚く方も多いのではないでしょうか。

どれも「赤い宝石」に見えるのに、なぜここまで値段が違うのか。その理由は、見た目ではなく「産地」「処理の有無」「色の質」「サイズ」といった、宝石商や専門機関でしか判断できない要素にあります。

ここではルビー専門店のモリスが、ミャンマーの鉱山からサザビーズのオークション会場まで、世界中のルビーを見てきた経験から、本物のルビーの値段と価値について解説します。

まずは「安いルビー」と「高いルビー」が、どのような点で根本的に違うのかについて一緒に見ていきましょう。

モリスルビー代表取締役 森孝仁
森 孝仁
株式会社モリス 代表取締役

天然無処理ミャンマー産ルビー専門店「モリスルビー」代表取締役。ルビーの原産地ミャンマーの鉱山から、ジュネーブ、ニューヨークの高級美術品オークション、サザビーズまで、ルビーの事ならすべて守備範囲の専門家。モリスルビーは、東京銀座、京都三条で展開しています。

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本物のルビーの値段はいくら?(安いものとの違いを解説)

量が増やせる宝石

ルビーの値段は、数百円のものから数億円のものまで、非常に幅広く存在します。どれも「赤い宝石」に見えるのに、なぜここまで差が出るのでしょうか。

その理由は、ルビーの値段は「天然か合成か」「処理の有無」「産地」「サイズ」「色の質」によって決まるからです。ここでは、ルビーの価格帯の全体像を把握しておきましょう。

ルビーの値段は同じ種類でも、産地・カラット数・品質によって数十万円から数千万円以上まで幅があります。以下の表はあくまで「種類別の大まかな価格帯」の目安です。詳しい相場に関しては、この記事の「ルビーの値段相場一覧」で解説しています。

分類 特徴 価格目安(1カラット)
合成ルビー 実験室で人工的に製造 数百円〜数千円
加熱処理ルビー 天然だが色を人工的に改善 数万円〜数十万円
天然無処理(非加熱)ルビー 自然のままの希少石 数十万円〜数億円

※この記事では「天然無処理」と「非加熱」は同じ意味で使用しています。加熱処理を一切施していない天然ルビーを指します。

「安いルビー」と「高いルビー」が、具体的にどう違うのかを順番に見ていきます。

安い値段のルビーとは?

人工合成ルビー

安いルビーには「合成ルビー」と「加熱処理ルビー」の2種類があります。どちらも見た目は鮮やかな赤色ですが、宝石としての希少性や資産価値は大きく異なります。

①人工合成ルビー

人工合成ルビーは、実験室で人工的に作られたルビーです。天然ルビーと同じ化学組成(コランダム)を持ちますが、自然界で生まれたものではないため、宝石としての希少性はありません。

大量生産が可能なため価格は非常に安く、1カラットあたり数百円〜数千円が相場です。見た目では天然ルビーとの区別が難しく、鑑別書なしでは判断できません。

購入する際は「天然」「合成」の表記を必ず確認しましょう。合成ルビーと天然ルビーの違いについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

②加熱処理ルビー

加熱処理ルビーは、天然のルビーを高温で加熱し、色味や透明度を人工的に改善したものです。現在、市場に流通している天然ルビーの90%以上が加熱処理済みと言われており、業界では一般的に認められた処理です。

1カラットあたりの相場は数万円〜数十万円で、非加熱ルビーと比べて大幅に安くなります。ジュエリーとしての美しさはありますが、希少性や資産価値は非加熱ルビーに劣ります。

加熱処理の詳細については、こちらの記事を参考にしてみてください。

補足:パワーストーン・アクセサリー用ルビー

パワーストーンやファッションアクセサリーに使われるルビーは、合成ルビーや低品質の天然ルビーが中心です。

価格は数百円〜数千円で、宝石としての希少性や資産価値はほとんど期待できません。本物の宝石品質を求める場合は、専門店で鑑別書付きのものを選びましょう。

高い値段のルビーとは?

ルビーの原石

高い値段で取引されるルビーには、必ず「天然無処理(非加熱)」という前提があります。

その上で、産地・大きさ・色の質という3つの条件が重なることで、価格はさらに大きく上昇します。

①天然無処理・非加熱ルビー(前提条件)

高価なルビーの絶対条件が「天然無処理・非加熱」であることです。

加熱処理を一切施さずに、自然のままで美しい赤色を保っているルビーは極めて希少で、全流通量の1%未満とも言われています。

1カラットあたりの相場は、産地や品質によって数十万円〜数千万円以上と大きく幅があります。特にミャンマー産のピジョンブラッドは数百万円〜数千万円以上で取引されます。

天然無処理・非加熱かどうかを判断するには、専門の鑑別機関が発行する鑑別書、または品質保証を行っている専門店で確認することができます。

②産地(ミャンマー産のピジョンブラッド)

天然無処理・非加熱ルビーは、産地によってさらに価格が変わります。最高峰とされるのが、ミャンマー産の「ピジョンブラッドルビー」です。

鳩の血のように濃く鮮やかな赤色で、透明度と蛍光性を兼ね備えたこのルビーは、世界中の宝石愛好家が求める特別な存在です。1カラットで「数百万円〜」、大粒になると「数億円を超える価格」で取引されることもあります。

産地別の詳しい価格比較は、この記事の後半「ルビーの値段は産地によって変わる?」で解説しています。ピジョンブラッドルビーについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

③大きさ(カラット)

ルビーはカラット数が増えるにつれ、価格が比例以上に上昇します。1カラットのルビーが100万円でも、3カラットになると単純に300万円ではなく、数倍〜数十倍の価格になることも珍しくありません。

特に非加熱・高品質で3カラットを超えるルビーは極めて希少で、数千万円〜数億円の価格がつくことがあります。ルビー1カラットの大きさと価格について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

④色の質・透明度・カット

同じ非加熱・ミャンマー産でも、色の質・透明度・カットの違いで価格は大きく変わります。

鮮やかで深みのある赤(ピジョンブラッド)が最高評価。暗すぎても明るすぎても評価は下がる
透明度 インクルージョン(内包物)が少なく、透明感が高いほど高価。多少の内包物は天然の証でもある
カット 色味と輝きを最大限に引き出すカットが重要。カットが悪いと色が沈んで見える

ルビーの色の種類とランクについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

ルビーを値段だけで選んではいけない理由

「高いルビー=良いもの」と思って選ぶと、後悔するケースがあります。なぜなら、見た目が似ていても「宝石としての価値がほとんどない石」が、高い値段で販売されていることがあるからです。

ルビーを選ぶときに本当に大切なのは、値段よりも「品質の根拠」と「将来も残る価値」です。

値段が高くても「本物」とは限らない

原石

ルビーには、加熱処理を施した天然石、合成石、ガラス含浸処理石など、見た目では区別がつかない石が多く存在します。

中には、加熱処理や含浸処理を施した石に高い値段をつけて販売しているケースもあります。

購入者が「高いから本物だろう」と判断してしまうと、宝石としての希少性も資産価値もほとんどない石を手にすることになります。

値段だけで判断せず、必ず鑑別書で「天然」「無処理(非加熱)」を確認することが大切です。本物のルビーの見分け方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

本物のルビーは「品質」と「将来的な価値」で選ぶ

ルビーの品質3ゾーン

諏訪恭一氏が考案した「宝石品質判定」

本物のルビーを選ぶ基準は、「天然・無処理・産地・美しさ」という品質の根拠と、「将来も価値が残るか」という2軸です。

特に天然無処理のミャンマー産ルビーは、希少性が高く、世界市場でも長期的に評価される宝石です。ヨーロッパの富裕層が「持ち運べる資産」として宝石を保有するように、高品質なルビーは資産としての側面も持ちます。

ルビーの値段は品質の結果として決まるものです。まず品質を見極め、その上で値段を判断するのが、後悔しないルビーの選び方です。

ルビーの資産価値について気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

モリスは、天然無処理のミャンマー産ルビーのみを専門に扱う宝石店です。産地・鑑別・販売まで一貫して手がけており、「なぜこの値段なのか」を実際の経験と知識をもとにお伝えしています。

本物のルビーを実際に見て、品質と価値を確かめたい方は、ぜひ銀座・京都の店舗へお越しください。来店予約は24時間365日受け付けています。(ルビーの見学はこちら

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同じ天然ルビーでも値段が大きく違う3つの理由

ピジョンブラッドルビー

「天然ルビー」と一口に言っても、数万円のものから数億円のものまで存在します。この価格差はどこから来るのでしょうか。

天然ルビーの値段を決める主な要因は、「加熱処理の有無」「産地」「カラット数」の3つです。それぞれがどのように価格に影響するのか、順番に見ていきます。

加熱処理の有無で価格は5〜10倍変わる

ルビー

天然ルビーの中で、値段に最も大きく影響するのが「加熱処理の有無」です。

市場に流通している天然ルビーの90%以上は加熱処理済みです。加熱処理によって色が鮮やかになり、透明度も上がるため、見た目は美しくなりますが、希少性の観点では評価が下がります。

一方、非加熱ルビーは自然のままで美しい色を持つため極めて希少です。同じ産地・同じカラット数・同じ色味であれば、非加熱と加熱処理済みでは5〜10倍以上の価格差が生まれることも珍しくありません。

産地の違いで価格は数倍〜数十倍変わる

天然ルビーは産地によって色味・品質・希少性が異なり、価格に大きく影響します。

最高峰とされるのがミャンマー(モゴック産)のルビーです。同じ1カラットの非加熱ルビーでも、ミャンマー産とタイ産では数倍〜数十倍の価格差がつくことがあります。

産地 特徴 非加熱・1カラット相場目安
ミャンマー産 世界最高峰。ピジョンブラッドが有名 120万〜400万円以上
ベトナム産 色味がミャンマーに近い 数十万〜数百万円
モザンビーク産 注目産地。大粒が採れる 80万〜150万円以上
タイ産 暗めの赤色が多い。加熱処理が主流 60万円以上(極めて希少)

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

産地別の詳しい価格と特徴は、この記事の後半「ルビーの値段は産地によって変わる?」で解説しています。

カラット数が増えると価格は比例以上に跳ね上がる

ルビーはカラット数(重さ)が増えると、価格は単純な比例ではなく、指数関数的に上昇する特徴があります。

例えば、同品質の非加熱ミャンマー産ルビーの場合、1カラットが100万円でも、3カラットになると300万円ではなく、数倍〜数十倍の価格になることも珍しくありません。

カラット数 価格の目安(非加熱・高品質の場合)
〜1ct 数十万円〜数百万円
1〜3ct 数百万円〜数千万円
3ct以上 数千万円〜数億円(ピジョンブラッドはさらに高額)

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

大粒になるほど市場への流通量が極端に少なくなるため、希少性のプレミアムが価格に上乗せされます。

ルビーの値段相場一覧(種類・カラット・ジュエリー別)

相性のいいルビー

ここまで記事を読んでくれた方の中には、「実際いくらで買えるのか」と気になっている方もいると思います。具体的な数字で確認したい方のために、種類別・カラット別・ジュエリー別の3つの切り口でルビーの値段相場を整理しました。

値段の違いに関しては、次の「ルビーの値段を他の宝石と比較すると?」で解説しています。ここでは「自分が検討しているルビーどのくらいの価格か」を素早く把握できるよう、価格表をもとに解説します。

種類別の値段相場

ルビーは種類によって、値段の基準がまったく異なります。まず自分が検討しているルビーがどの種類に該当するかを確認しましょう。

種類 1カラット相場目安 特徴
合成ルビー 数百円〜数千円 人工製造。資産価値なし
加熱処理ルビー(天然) 数万円〜数十万円 市場流通の90%以上を占める
ルビー(非加熱・高品質) 数十万円〜数千万円以上※ 希少性が高く資産価値あり。産地・カラットで価格差が大きい
ピジョンブラッドルビー 数百万円〜数千万円以上 最高品質。ミャンマー産が最高峰
スタールビー 数千円〜数十万円 星状の光学効果が特徴

※ルビー(非加熱・高品質)は、価格はミャンマー産の高品質を基準にしています。産地・カラット・品質によって大きく異なります。

スタールビーについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

カラット別の値段相場

同じ種類・同じ品質のルビーでも、カラット数が増えると価格は単純な比例ではなく、大きく跳ね上がります。

特に天然無処理(非加熱)・高品質のルビーは、カラットが増えるほど、市場への流通量が極端に少なくなるため、希少性のプレミアムが加算されます。

カラット数 加熱処理ルビー(相場目安) 天然無処理・非加熱ルビー(相場目安)
〜0.5ct 数万円〜十数万円 数十万円〜
0.5〜1ct 十数万円〜数十万円 数十万円〜数百万円
1〜3ct 数十万円〜百数十万円 数百万円〜数千万円
3ct以上 百数十万円〜 数千万円〜数億円

※産地・色の質・透明度によって大きく異なります。あくまで目安としてご覧ください。

ジュエリーになると値段はどう変わる?

ルビーをジュエリー(指輪・ネックレスなど)として購入する場合、ルビーそのものの価格に加えて、以下のコストが上乗せされます。

上乗せされる要素 内容
地金 プラチナ・ゴールドなど台座の素材費
脇石 ダイヤモンドなど周囲に配置される石の費用
加工・デザイン料 職人による制作費・ブランド料

例えば、天然無処理・非加熱ルビー(ルース)が200万円の場合、指輪に仕立てると250〜300万円程度になることが一般的です。ルビーの指輪の価格がどのように決まるのかについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

ルースで購入する選択肢

ジュエリーの加工コストを抑えたい場合、ルース(裸石)で購入してから信頼できる職人に加工を依頼する方法もあります。

ルビーのルースについて知りたい方はは、こちらの記事を参考にしてみてください。

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ルビーの値段を他の宝石と比較すると?

宝石

ルビーの値段が高いのか安いのかは、他の宝石と比べて初めて実感できる方も多いと思います。

ここでは、代表的な宝石とルビーの価格帯を比較し、ルビーが宝石の世界でどのような位置づけにあるかを解説します。

主要宝石との価格比較一覧

宝石

まず、代表的な宝石の1カラットあたりの価格帯を一覧で紹介します。

ルビーは、ダイヤモンドと並ぶ高価な宝石として位置づけられており、特に非加熱・高品質のものはダイヤモンドを上回る価格がつくことがあります。

宝石 1カラット相場目安 ルビーとの比較
ルビー(非加熱・高品質) 数百万円〜数千万円以上 基準
サファイア(非加熱・高品質) 数十万円〜数百万円 ルビーより産出量が多く安価になりやすい
エメラルド(高品質) 数万円〜100万円以上 透明度が高いものは希少だが全体的に安価
ガーネット(一般品質) 数千円〜数万円 産出量が多く身近な価格帯
ルビーの原石 数千円〜100万円以上 品質によって幅が大きい

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

ルビーの原石については、こちらの記事を参考にしてみてください。

サファイア・エメラルドとルビーの違い

宝石

サファイアはルビーと同じコランダム系の宝石で、鉱物としては「兄弟」にあたります。しかし産出量がルビーより多いため、同等の品質で比較すると全体的にルビーより安価になりやすい傾向があります。

エメラルドは、内包物が多い宝石として知られており、透明度の高いものは非常に希少です。高品質品の価格帯はルビーに迫ることもありますが、無処理のものは市場に少なく、含浸処理が施されているものが大半です。

いずれもルビーと同じ「高級宝石」に分類されますが、無処理・高品質を前提とした場合、ルビーがもっとも希少性が高く、価格も突出しやすい傾向にあります。

サファイアとルビーの詳しい違いについては、こちらの記事、3大宝石としてルビー・サファイア・エメラルドの3石を比較したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

ガーネットとルビーの違い

ガーネットは赤い宝石の代表として知られており、見た目がルビーに似ているため、歴史的にも混同されてきた宝石です。

しかし産出量が多く、価格帯は一般的な赤いガーネット(パイロープなど)で数千円〜数万円程度と、ルビーとは大きく異なります。

ただし、希少種のデマントイドガーネットやスペサルティンガーネットは数十万円〜数百万円に達することもあり、
「ガーネットだから安い」とは一概に言えません。種類を見極めることが大切です。

ルビーとガーネットの見分け方については、こちらの記事、ルビー以外の赤い宝石について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ルビーインゾイサイトとは?

ルビーインゾイサイトは、緑色のゾイサイトの中に赤いルビーが混ざった個性的な外観を持つ石です。厳密には「ルビーが含まれる岩石」であり、宝石単体としてのルビーとは別物として扱われます。

相場は数千円〜数万円程度で、パワーストーンやコレクター向けとして流通しています。

産地別ルビーの値段と特徴(ミャンマー・ベトナム・タイ産など)

ルビーの産出地

ルビーは産地によって、色味・品質・希少性が大きく異なります。同じ「天然非加熱ルビー」でも、産地が違えば値段が数倍〜数十倍変わることも珍しくありません。

ここでは、どの産地のルビーがどのくらいの価格帯なのかを産地別ルビーの特徴とあわせて確認しておきましょう。

ミャンマー産(ピジョンブラッド)

ミャンマー

ルビーの産地として世界最高峰とされるのがミャンマーのモゴック地方です。深く鮮やかな赤色「ピジョンブラッド」を持つルビーが産出され、色・透明度・蛍光性の三拍子がそろった石が他産地より多く見られます。

非加熱で美しい赤色を保つルビーが産出される数少ない産地のひとつであり、資産価値・投資対象としても世界的に評価が高い産地です。

品質・処理の有無 価格
加熱処理あり 約60万〜150万円/ct
非加熱・高品質 約120万〜400万円/ct以上
最高級品(ピジョンブラッド) 1ctで1,000万円以上の例もあり

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

ベトナム産

ベトナム

ベトナム産ルビーは、主にルックイエン(Luc Yen)やイエンバイ(Yen Bai)の鉱山で産出されます。色味はやや紫味・ピンク味を帯びる傾向があり、非加熱の良質なものは欧米市場でも評価されています。

ミャンマー産に次ぐ産地として注目されており、非加熱・高品質のものはミャンマー産に近い価格帯になることもあります。

品質・処理の有無 価格
加熱処理あり 数万〜数十万円/ct
非加熱 数十万〜数百万円/ct
最高級品 約200万円/ctを超える例もあり

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

タイランド産

タイ

タイランド産ルビーは、鉄分を多く含むため黒みがかった深紅色のものが多く、ミャンマー産と比べると全体的に色が暗い傾向があります。

現在は国内産出量が減少しており、ルビーの加熱処理・流通の拠点として知られる産地です。

加熱処理が主流で、非加熱のものは極めて少なく、市場に出た場合でもミャンマー産より価格は抑えられます。

品質・処理の有無 価格
加熱処理あり 約10万〜30万円/ct
高品質(深い赤・透明度あり) 約30万〜60万円/ct
非加熱・高品質(極めて希少) 約100万円/ctを超えることも

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

スリランカ産

スリランカ

スリランカ産ルビーは「セイロンルビー」とも呼ばれ、やや明るめの赤色やピンク寄りの色味が特徴です。インクルージョンが少なく透明度が高いため、ジュエリー向きの美しい石が多い産地として知られています。

加熱処理済みが多いですが、非加熱でも比較的手の届きやすい価格帯のものが他産地より多く見られます。

品質・処理の有無 価格
加熱処理あり 約10万〜25万円/ct
非加熱・中〜高品質 約25万〜60万円/ct
非加熱・高品質(希少) 約80万〜150万円/ct程度

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

補足:ピンクルビーとピンクサファイアの境界線

スリランカ産ルビーは色が淡いものが多く、ピンクサファイアとの鑑別が難しいケースもあります。購入の際は必ず鑑別書で「ルビー」と明記されているかを確認しましょう。

ピンクルビーについて気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

モザンビーク産

モザンビーク

モザンビーク産ルビーは2009年ごろから本格的に流通し始めた比較的新しい産地です。深みのある赤色で大粒の原石が採れることが特徴で、現在は世界市場で最も流通量の多い産地のひとつになっています。

非加熱・高品質のものはミャンマー産に迫る評価を受けることもありますが、含浸処理が施されているものも多く流通しているため、購入の際は鑑別書の確認が特に重要です。

品質・処理の有無 価格
加熱処理あり・中品質 約5万〜20万円/ct
加熱処理あり・高品質 約20万〜80万円/ct
非加熱・高品質 約80万〜150万円/ct以上

※品質・状態・市場状況によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。

ルビーの産地と品質の関係については、こちらの記事を参考にしてみてください。

ルビーの値段に関するよくある質問

ジュエラー
ここでは、ルビーの値段についてよく寄せられる質問を整理したので、購入前の疑問解消に活用してみてください。

ピジョンブラッドルビーはなぜ値段が高いのか?

ピジョンブラッドルビーの値段が高い理由は、「希少性」「色の美しさ」「非加熱であること」の3つが同時に揃うことが極めて少ないからです。

濃く鮮やかでわずかに青みを帯びた理想的な赤色を、加熱処理なしで持つルビーは市場にほとんど出回りません。この3条件が揃ったとき、価格は1カラットで数百万円〜数千万円以上になることもあります。

カラット数が増えると値段はどのくらい変わる?

カラットが増えるほど、値段は単純比例ではなく大きく跳ね上がります。

例えば、非加熱・高品質のルビーで、1カラットが100万円の場合、2カラットは200万円ではなく400〜600万円以上になることも珍しくありません。

これは大粒の良質なルビーほど市場への流通量が極端に少なく、希少性のプレミアムが上乗せされるためです。

カラットとサイズの関係については、こちら(ルビー1カラットのサイズ・ルース値段と金額や価格について)の記事を参考にしてみてください。

ルビーのジュエリーの値段はどのくらい?

ルビーのジュエリー価格は「石の値段+加工コスト」で決まります。加工コストには地金(プラチナ・ゴールド)・脇石(ダイヤモンドなど)・デザイン料・ブランド料が含まれます。

例えば、非加熱ルビー(ルース)が200万円の場合、指輪に仕立てると250〜300万円程度になるのが一般的です。ルビーそのものの品質が高いほど、ジュエリー全体の価値も高くなります。

ルビーの婚約・結婚指輪について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

合成ルビーと天然ルビーは見た目で違いがわかる?

肉眼での見分けはほぼ不可能です。現在の合成技術は非常に高く、色味や透明度も天然ルビーに近いものが作られています。

天然ルビーには内包物(インクルージョン)が見られることが多いですが、それだけで天然か合成かを断定することはできません。

見分けるには専門の鑑別機関による鑑別書が唯一の確実な方法です。購入時は必ず鑑別書付きの商品を選びましょう。

ルビーのインクルージョンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

パワーストーンとして売られているルビーは本物?

パワーストーンとして流通しているルビーの多くは、合成ルビー・着色処理石・ガラス含浸石など、低コストで製造された石です。

「天然石」と表記されていても、加熱処理や含浸処理が施されたものや宝石品質には届かない低品質の天然石であることがほとんどです。

本物の宝石品質・非加熱のルビーがパワーストーンとして流通することは極めてまれです。資産価値や本物の宝石としてのルビーを求める場合は、鑑別書付きの専門店で購入することが大切です。

ルビーのパワーストーンとしての意味・効果については、こちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ(ルビーの値段は品質の根拠で決まる)

ルビーの値段は、見た目ではなく「天然か合成か」「処理の有無」「産地」「カラット数」「色の質」という複数の要因が重なって決まります。

同じ「赤い宝石」でも、合成ルビーは数百円、天然無処理のミャンマー産ピジョンブラッドは「数百万円〜数千万円以上」と、価格には明確な根拠があります。

だからこそ、値段だけでルビーを選ぶのではなく、「なぜその値段なのか」を説明できる専門家から購入することが、後悔しないルビー選びの第一歩です。

モリスは、天然無処理のミャンマー産ルビーのみを専門に扱う宝石店です。ルビーの原産地ミャンマーの鉱山から、ジュネーブ・ニューヨークのサザビーズまで、実際に現地で見てきた経験をもとに、「なぜこの値段なのか」を丁寧にお伝えしています。

本物のルビーを実際に見て、品質と価値を確かめたい方は、ぜひ銀座・京都の店舗へお越しください。

来店予約は24時間365日受け付けています。(来店予約・ルビーの見学はこちら

ルビーについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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